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久世
2021年10月13日 20:11
はじめに、ブルーハーツの詩について私は、ブルーハーツの最高傑作(少なくとも詩において)を、「月の爆撃機」だと考える。この詩は、戦争と自我を多様な視点から、同じ表現で抽象的に表したものである、と私は解釈している。まず、ブルーハーツの詩の凄さは、その抽象度にある。抽象的でありながら、詩的であり、かつストレートである。なんといってもここが素晴らしいところだ。例えば、「夕暮れ」という楽曲は、幸せ
2022年2月2日 18:04
芸術の本質は自我にあり、その表現の本質は婉曲と迂言にある。私が音楽ジャンルでとりわけHiphopを愛するのは、それが自我の音楽だからだ。Hiphopのリリックは、基本的に自分とその周辺以外語らない。客観性がまるでないのだ。ポップミュージックや近年のロックという名前で世に蔓延るポップミュージックとの明確な違いはここにある。Hiphop が前述の意味において、本質的に、最も芸術的な音楽ジャンルである