newmoデザインチームが挑む、組織・プロダクト同時立ち上げの"今と未来"〜大阪名物・豚まんを添えて〜
2024年1月に創業したばかりのnewmoですが、デザインチームには現在3名のメンバーがいます。「利用者視点のサステナブルな地域交通の提供」の実現に向けて、プロダクト体験の根幹を担うデザイン組織の立ち上げと採用を、年内にさらに加速する予定です。
ですが、プロダクトはまだ開発中のため、取り組んでいることや、メンバーが大事にしていることなど、「newmoデザインチーム」の姿は、イメージしづらいかもしれません。デザインチームだけでなく、経営陣や他チームもデザインの重要性を理解し、そこに投資していく意思を強く持っているnewmoは、今どんなことに向き合っているのでしょうか?
今回はチーム3名のうち、デザイナーの見上(@mikamihan)と名越(@nagoshin)にインタビュー。大阪出張帰りのCTOからのお土産、「大阪名物・豚まん」を食べながら、絶賛採用中のデザインチームがどんな仲間を探しているのか、そしてnewmoだからできる顧客体験づくりや、newmoで働く面白さが何なのか、話を聞きました。
未来の移動体験をデザインする「3つの柱」
──現在newmoのデザインチームでは、どのようなプロジェクトに取り組んでいるのでしょうか?
nagoshin:newmoのプロダクトは、大きく3つの柱に分かれています。一つはドライバー向けのアプリ、次に乗客向けのアプリ、そして運行管理システムです。僕はドライバー向けのアプリを、mikamiさんは乗客向けアプリを担当しています。
mikamihan:newmoは、今年1月に創業したばかりの会社です。そのため、世の中に出回っているアプリやサービスはまだありません。現在は、newmoの提供価値を探索しながらプロトタイプを作り検証している段階です。
──newmoの提供価値を模索する上で大切にしていることは、どんなものなのでしょうか。
mikamihan:ユーザーが本当に求めているものは何か、どうすれば最適な形で提供できるか、を可視化することですかね。大きな発明をしようというより、まずは基本的な機能をベースに、タクシーやライドシェアをより呼びやすくするインタフェースの探求に注力しています。そのうえで、よりワクワクしたりときめいたりするUIを作っていきたいと思っています。
nagoshin:僕の担当するドライバー向けアプリでは、現役タクシードライバーの方の声を反映することを大切にしています。先日、newmoグループになった大阪の老舗タクシー会社「未来都」を訪問し、ドライバーの方々にインタビューをさせていただきました。業務の流れや課題を理解し、アプリのUI/UXに反映させていく。できたものはドライバーの方々に見ていただき、使いやすさや見やすさについてフィードバックをもらっています。
──newmoのデザインチームは、「ユーザーが本当に求めているもの」など本質的な課題解消と向き合っているのですね。
mikamihan:newmoのデザインチームというよりも、newmoのメンバー全員がひたすらそこに向き合っています。デザイナーとしては、幅広い視点から課題解決に取り組むために、PdMやエンジニアと協業しながらプロダクト開発を進めています。エンジニアやPdMの要求に沿ってデザインするだけでなく、デザイナーが主体的に提案を行い議論を進めることも多く、仕様検討におけるデザイナーの影響力はかなり大きいですね。デザインチームのメンバーは機動力が高いので見ていて学びが多いです。
nagoshin:newmoには、さまざまな業界でリーダーシップを取ってきた人が多い。そのためか、現在の職種や肩書に関係なく、過去の経験やナレッジを活かそうと積極的な人が多いんですよ。例えば先日、代表の青柳さんと2時間ほど1on1をして、アプリの方向性や地域交通の未来について深く議論できました。こうした経営陣との直接的なコミュニケーションを通じて、newmoのビジョンや考え方をより深く理解できる機会が多いのも、newmoの特徴かもしれませんね。
「なぜそのデザインなのか」を言語化する
──これまでnewmoで制作したプロダクトで、思い入れが強いものを教えてください。
mikamihan:newmoのロゴデザインの作成は思い出深いですかね。依頼を受けてから3日で提案、FIXまで2週間ほどでした。
──2週間!?
mikamihan:当時は経営陣あわせても20人弱と、メンバーも少なかったからできたことかもしれません。全関係者にnewmoのイメージをヒアリングし、共通認識を抽出して、キーワードを決め、複数のデザイン案を作成しました。それから印刷物への適用やアクセシビリティの考慮など、いろんな角度から検討を重ねて今のデザインに決定しました。
──短い制作期間でロゴを完成させられた“コツ”はなんだったのでしょうか。
mikamihan:デザインの背景にある考えを言語化して、関係者に伝えることですかね。「なんとなく…伝わりますよね?」みたいなコミュニケーションってやりがちだしそういう方向に逃げたくなる時もあるんですが、CXOの松本さんから「全部のデザインのポイントを書いて、伝わる資料にして」と言われ、「…ですよね!」と思いながら言葉を絞り出しました。常にそうあるべきなんですが、自分のデザインを信じて提案するのって結構勇気がいるので。
あとは、何パターンかデザイン案を出すことも心がけていました。明らかにこれはないよねっていう捨て案も含めて複数案あることで、各デザインのメリットとデメリットに気づきやすくなるので。出すか出さないかはさておき、何かをデザインするときには複数案の用意をするようにしています。
nagoshin:僕は7月に入社したばかりなので、mikamiさんのようにお見せできる成果物はまだありません。mikamiさんからフィードバックを受けながら、「newmoらしさとは何か」を自分なりに考えているところです。
mikamihan:度々話に出ているように、newmoは創業したばかりの会社です。そのため、「newmoらしさ」もまだ固まりきってはいません。ただ、newmoには経験豊富なメンバーが集まっているので、その洗練された感覚をクリエイティブに反映させていきたいですね。立ち上がったばかりの会社ではありますが、これから世の中にお届けするプロダクトやクリエイティブは、プロフェッショナルとしてプライドを持って出していきます。
デザインへの理解が深い環境で、チャレンジできる
──newmoでは、デザイナーを絶賛募集中ですよね。お二人は、newmoのデザインチームで働く魅力はなんだと思いますか。
mikamihan:経営陣がデザインの重要性を理解してくれているので、デザインを思い切りやりたい人にとっては、楽しい環境だと思います。
もちろん、何でも好き勝手作れるわけではありませんが、必要性と根拠を示せば、比較的自由にチャレンジできますよ。
nagoshin:アイデアを実行に移しやすい環境は、間違いなくあります。先ほど、大阪のタクシー会社にインタビューをさせていただいたと話しましたが、「入社したばかりでこんな提案しても大丈夫だろうか…」と恐る恐る大阪に出向いていいかSlackで相談したところ、すぐに「いいね、行っておいで!」と後押ししてもらえました。
──newmoの自由な環境は、デザイナーとして大きなやりがいに繋がりそうです。では、デザインチームとして、どんな方と一緒に働きたいですか。
nagoshin:スキル面ではスピード感を持って制作できる人ですかね。今は会社が立ち上がったばかりなので、プロダクト開発だけでなく、会社運営に必要なWebサイト、バナー、ノベルティなど、とにかく作らなければいけないものがたくさんあります。そのため、まずは僕たちと一緒に手を動かして、どんどんクリエイティブを生み出せる人が入社してくれると嬉しいですね。
マインド面だと、「どこまで考え抜いているか」「それを言語化できるか」を大切にできる人です。個人的には、「エレベーターで急に社長に質問されても即答できる」くらい、ただ手を動かすだけでなく、考えながら日々業務に当たるよう心がけていますね。
mikamihan:同感です。アプリ開発の知識はもちろん必要ですが、それ以上に自分のデザインを説明できる力、なぜそうしたのかを説明できる方だと、newmoの働き方とマッチするんじゃないかと思います。
newmoではデザイナーを積極的に募集しています!
newmoでは、「移動で地域をカラフルに」のミッションに共感し、社会インパクトがある多様な地域交通の実現に向け、協力し、成長しあうメンバーを募集しています。
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