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高齢者をお手伝いすることに喜びを見出す


私は、曾祖母、祖父、祖母、両親、妹2人の4世代8人家族の中で育ちました。曾祖母、祖父、祖母が私の遊び相手でもありましたし、子供たちのお世話役でした。おじいちゃん、おばあちゃんが居る生活は私にとって極々自然な環境でした。

【独身時代施設での経験】
初めて就職した先が、老人介護施設でした。排泄支援や入浴支援、食事支援等抵抗もなく、違和感もなく楽しい仕事であると直ぐに思いました。よく、大変な仕事ですねって言われますが、支援することは苦に感じたことはなく、どうやって楽しませようとか、どうやって笑わせようとかそんなことばかり、今でも変わらず思っています。支える仕事のように世間にはうつっていますが、お一人お一人の歴史や知恵を教えていただく有難い仕事です。
今も昔も変わらないことは沢山ありますし、先人の知恵の素晴らしさを肌で感じると、お手伝いしているというより、させて頂いているのほうが正しいように思います。

【違和感が出現】
・定時にご飯、定時にトイレ、おむつ交換、定時に歯磨き、定時に寝る…何かおかしくないか??

人がモノになる瞬間がそこにはあった

食べたいときにご飯を食べて、トイレはできるだけ自分のタイミング、眠りたくなったら眠る…晴れた時には外に出てお日様を感じる。この人間本来の自然のリズムにあわせるのが、本来の姿ではないのか?おひとりおひとりのリズムに合わせる事が普通にならなくてはいけないのではないか?と、働けば働くほど違和感は浮き彫りになり、疑問をかんじずにはいられませんでした。そんな当たり前のことが当たり前ではない世界がそこにはあり、本来のリズムで暮らしていける理想を叶えてくれる施設を探しましたが、当時は介護保険サービスが導入されたばかりで、高齢者福祉施設をお金儲けの手段として、異業種の参入が始まった頃で、外観重視の施設がさらに勢いを増して増え始め大型の施設建設ラッシュでした。


私の考えと同じで、実際に運営している施設はなかった
この頃、いつか自分の理想の施設を建てると夢を持ち志を立てた


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