分かる人には分かる怖い話
先生「工場がなぜ流れ作業をしているか分かるか?」
ジュナ「1人の人間が1つの製品を創り上げるのではなく1つの部品を填め込むようにしたら効率が上がる、たしか中学のときそう習ったよな?」
先生「暗記が得意そうだな。なんで効率を上げる必要がある?」
ジュナ「そんなん、短い時間で同じものがたくさんできたらいいんちゃいますか?」
先生「なぜ?」
ジュナ「儲かるやん。買う方も欲しいものを待たずに手に入るからラクやし。」
先生「質問を変えよう。ニワトリはなぜ狭いゲージに入れられ同じ餌を与えられる?」
ジュナ「え、今度はニワトリ?えーっと、えっと、なんでって…」
先生「八百屋の店先には同じ真っ直ぐな胡瓜や大根しか置いていない、なぜだ?」
ジュナ「その方が運ぶときラクやから。」
先生「期限切れの売れ残った弁当は捨てられてしまうことがある、なぜだ?」
ジュナ「その方が管理がラクやから。」
先生「親はせっかく子どもが自分でボタンを留めようと頑張っているのに早く着替えろと叱りつける、なぜだ?」
ジュナ「その方が親がラクやから。」
先生「教科書があるにもかかわらず大量の参考書が売られている、なぜだ?」
ジュナ「答えを知るのがラクやから。」
先生「たとえついてこれない生徒がいようとも俺は決められた通りに授業を進める、なぜだ?」
ジュナ「その方が先生がラクやから。」
先生「色々な店では客は千差万別だというのに、店員はマニュアル通りの対応しか示さない、なぜだ?」
ジュナ「その方がやること決まっててラクやから。」
先生「生徒は自分で考えようとせず教師に答えばかりを求める、なぜだ?」
ジュナ「その方が生徒がラクやから。」
先生「お前たちは直接会って話せばいいものをなぜ携帯でつながりたがる?」
ジュナ「その方が会うよりラクやから。」
先生「世の中の人間はマスコミの言うことを安易に鵜呑みにする、なぜだ?」
ジュナ「その方が自分で確かめるよりラクやから。」
先生「多くの学校は同じ歳の子どもばかりを集めて同じ授業を繰り返す、なぜだ?」
ジュナ「その方が先生がラクやから。」
先生「お前は俺の問いかけにいつも同じ答えしか返さないなぜだ?」
ジュナ「その方が答えるのがラクやから。」