〖腰を据えた政策なんてできやしない〗「新資本主義」などとっくに消えた早く代えてくれないかな、独り善がりの総理
「黄金の3年間」を手中に収めたはずなのに
新年早々から衆院解散・総選挙の臆測
衆参両院選に勝利して「黄金の3年間」を手中に収めたはずの岸田文雄首相。本来なら腰を据えて政策課題に取り組む2023年にしなければならないのだが、永田町では新年早々から衆院解散・総選挙の臆測がまことしやかに飛び交い始めた。
昨年末に短期間で一気呵成に決めた防衛力強化と防衛費の大幅増額路線、それに伴う「増税」方針、そして原発回帰という2つの大政策転換に対して、国民の信を問わなければならないという筋論。内閣改造から5カ月足らずで4人の閣僚の更迭に追い込まれ、首相の求心力は一気に低下、このままでは来年の総裁選で再選を果たすのが困難との見方が自民党内に広がりつつあることから、その対抗手段として解散権を行使するとの想定が交錯する。「岸田降ろし」が始まるのか、それとも政権浮揚を図ることができるのか。岸田政権の前途多難な1年が幕を明けた。
「各国首脳との間で、G7広島サミットにおいては、法の支配に基づく国際秩序を堅持していくとの強い意志を示すべきだとの認識で一致し、厳しい対ロ制裁と強力なウクライナ支援を継続・強化していくことを確認した」