スーパーで出店活発化するダークストアコンビニ「ローソン」が挑むゴーストレストラン

スーパーが先行、ハイブリッド店舗も
立地が悪くてもオーケー、不採算店再生も

 流通業界ではお客を入れない「ダークストア」の“出店”が活発化しそうな気配だ。ダークストアとは平たく言うと、「宅配専用の店」である。不採算店の転換や、意図的に設置する“店”と位置付けられている。

 既にスーパーではイトーヨーカ堂が都内荒川区の店舗を転換して「ネットスーパー」として営業を始めている。また、楽天西友は1階に実店舗、2階にネットスーパー専用フロアを設けたハイブリッド型店舗「西友豊玉南店」(東京都練馬区)を設けた。スーパー各社は、コロナ禍・巣籠生活を弾みに、また高齢化社会を睨んで、宅配市場の拡大化を図ろうと、ダークストアの展開に着手している。ダークストアなら多少立地が悪くても不便な場所でも構わない。不採算店の再活用もできる。

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