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「オフレコ」を破った地元紙の煩悶(上)

●●●●一変する記者たちの姿●●●●

 新聞記者は政治家の言葉に敏感だ。筆者は経済部の記者だったが、農水省や経産省など経済部が主体の記者クラブでは大臣会見は経済記者がやりとりする。そこでちょっとした失言を他社が報じると、たちまちデスクから「お前は感度が鈍い」とどやされる。いきおい、政治家の記者会見は皆が鵜の目鷹の目、粗探しのような雰囲気になる。

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