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銃を突きつけて強制結婚、クレディ・スイスとUBS 女性首相2人の指導力とウクライナ“自主的な”総動員体制 コロナでも戦争でもルイ・ヴィトンは売上げ倍増

スイスが崩壊する!
「独裁国とどこが違う」

 フィナンシャルタイムズ(FT)紙は「ショットガン・マリッジ」と書いた。UBSによるクレディ・スイスの救済合併のことだ。

 いわゆる「できちゃった婚」。未婚の娘が孕まされ、怒った親父がショットガンを突きつけて男に結婚を迫った、ようなものと。UBSとクレディ・スイスは事前に「出来ていた」(合併検討)わけではない。しかし、親父は超特大のショットガンを持ち出した。

 親父とは、中央銀行のスイス国立銀行、規制当局のFINMA、財務大臣の3者。スイス金融行政「三位一体」の親父である。3月15日の水曜日、クレディ・スイスのレーマン会長を呼びつけて申し渡した。「UBSと合併せよ。アジアの市場が明ける前の日曜の夕刻に発表すること。他の選択肢はない。これは絶対命令だ」(FT紙3月21日付)。

 翌木曜日の夕刻、親父はUBSのケレハー会長には選択肢を2つ示した。

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