俳句の遊歩道(`22/5)

あやす子の笑顔に春の陽も笑ふ 宮下政子

掲句と同時期に「すねる子をあやすが如く桜散る」があって
温かいファミリーの笑顔が溢れていて心地いいのだが、
広辞苑に「あや・す」をみると「幼児が機嫌よくするように、なだめる」
誹風柳多留(七)「寝かす子を――して亭主叱られる」とあり、
思わず吹き出した。

ここから先は

700字
この記事のみ ¥ 200