あの国とは違う!共産党一党独裁も独裁者はいない 東南ア最高の成長、「ウィズコロナ」転換も早かったベトナム

感染が増えても揺るがないウィズコロナ政策

 建国100年となる2045年までに先進国入りを目指すベトナム。アジア開発銀行(ADB)が4月に発表した「アジア経済見通し22年版」では、ベトナムの実質国内総生産(GDP)は前年比6.5%。マレーシアとフィリピンの6.0%、シンガポールの4.3%を上回る東南アジア最高の成長を見込む。ベトナムは「コロナ」対応でもASEANの優等生ぶりを発揮している。昨年来、新型コロナウイルスとの共存を図る「ウィズコロナ」に向う国が相次いだが、その後の変異株の流行で規制緩和にたじろぐ国もあった。

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