俳句の遊歩道(`22/9)

つたかづらかくも絡むる恋の歌碑』一条文子

俳句では蔦・蔦かづら・錦蔦にしきづた甘葛あまずらが秋季で「青蔦あおつた」は夏季。

掲句は「皆知れる蔦の館でありにけり 稲畑汀子」の
観賞用のものではなく、山野に自生している「蔦かづら」である。

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