社会・経済活動再開に道を開く ワクチン戦略 社会大変革の前に揺れる EUの盟主“独仏”

英国の「社会実験」、ワクチンが重症化を抑制
実質、接種義務化に動く国も

 開催を巡って日本の世論を二分した東京五輪は、土壇場までドタバタ劇を繰り広げながらもどうにか閉幕まで漕ぎ着いた。フランスのマクロン大統領は、開会式に合わせて来日し、また、閉会時には、ツイッターで成功を祝うコメントを日本語で発信するなど、次期パリ大会へとバトンを繋ぐ「地ならし」のために精力的に立ち回った。目下の状況では、3年後のパリ大会までにコロナ禍が完全に収束しているかは雲行きが怪しい。マクロン大統領が東京五輪開催を支持するメッセージを積極的に打ち出したのも、パリ五輪への影響を見据えてのことだと言えよう。

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