誇り高かった国軍、いまや忌み嫌われる敵に ミャンマーを地獄に突き落としたフライン総司令官
ついに民主活動家を死刑に
ミン・アウン・フライン国軍総司令官が昨年2月にクーデターを起こすまで、ミャンマー国民の多くには、国軍に対してある種の思いがあった。国軍に反発しながらも、人々は国軍の前身が、「建国の父」アウンサン将軍が創立したビルマ独立義勇軍であることを忘れないからだ。英国支配を終わらせ、国民を守る姿勢を貫いたことは、娘でNLD(国民民主連盟)党首のアウンサンスーチーも誇りとし、国軍幹部の前で「父が創った国軍に愛着がある」と公言した。