断末魔の韓国・文政権 北の支持率もゼロ それでもキングメーカー狙う 大統領の悪あがき
文政権突き刺さった不動産高騰
価格操作に手を染めた悪いヤツら
来年3月に次期大統領選挙を控えた韓国。その前哨戦と位置づけられた首都ソウルと釜山(プサン)、2大都市の市長補選が4月7日に実施された。結果は、2市ともに与党候補の記録的惨敗に終わった。野党陣営、特に保守政党の「国民の力」は「政権奪還へ向けて力強い弾みとなった」と勢いづく。一方、文在寅(ムンジェイン)大統領を支えてきた進歩・革新路線の与党「共に民主党」には悲観ムードが拡がり、「20年長期政権構想」を描く文大統領は正に瀬戸際に追い込まれた。
今回の2市長選は文政権に対する不満が爆発した格好だ。前任者の残り任期1年を務める市長補選にもかかわらず、投票率は過去最高(ソウル58.2%、釜山52.7%)。敗れた与党候補はソウルで約20ポイント、釜山で約30ポイントのかつてない大差で野党候補に敗れた。とりわけ女性票、若者票の圧倒的多数が野党候補に流れた。文政権に対する国民の批判から選挙半ば以降、与党候補者さえ選挙演説で文大統領の名前や実績に触れなくなった。