📰僕が小さな地域新聞を立ち上げたわけ⑱ コロナで崩れてきた業種の垣根 新時代に突入する中小企業
殻に閉じこもっていては道は開けない
業種の垣根を超えた連携が相次ぐ
今回は「僕が小さな地域新聞を立ち上げたわけ」は一旦、お休みにして、中小企業の変化についてお伝えしたい。若き後継者、創業者の業種の垣根を超えた大同団結だ。
中小企業と言っても、一括りにはできない。経営者も十人十色だ。だが、いくつかのタイプがある。町工場、あるいは建設や商店など製造業以外の経営者、そしてベンチャー・IT系企業経営者では少し色合いが違う。
町工場の経営者は、現場にも立ついわゆる「プレイングマネージャー」型が多い。ただ、技術屋が多く、ものづくりや技術開発に傾倒するあまり、経理は奥さん任せなど、数字にはあまり気を使わない。一方、建設や商店の経営者は、社交的な人物が目立ち、商工会議所青年部や青年会議所(JC)などを通じた地域活動に奔走し、卒業したら地域のロータリークラブやライオンズクラブに入会する。そして、ベンチャーやIT企業の経営者たちは、慣例や社会的常識に捕らわれることなく、マイペースな人たちが多い。スーツにネクタイを好まず、いつもジャケットにTシャツ姿ばかりだ。