ウクライナ問題では精力的に立ち回り 指導者としての資質を見せたマクロンに有権者は・・・

エネルギー問題で迷走するドイツ
原発で独自路線を歩むフランス

 ロシアのウクライナ侵攻は、泥沼化の様相を呈し始めている。当初は、ウクライナは短期間で陥落するだろうとの見方が強かったが、蓋を開けてみると、欧米の支援を受けたウクライナの激しい抵抗や、ロシア軍の指揮系統の混乱や士気の低下などにより、戦況は膠着状態に陥っている。

 核の使用をちらつかせて欧米側を威嚇するロシアのプーチン大統領。旧ソ連時代のアフガニスタン侵攻の二の舞を演じる事態になれば直ちに自分の身が危うくなるだけに、「窮鼠猫を噛む」が如く、威嚇が現実のものになる危険性を孕む。既に生物・化学兵器などを使用しているとも伝えられている。

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