元特捜検事の複眼(`21/5)
正義を貫き身を正す剛毅さ
官僚が官僚として一目置かれる由縁なり
情と飲食で立案した政策には饐(す)えた臭いが付き纏い
腐敗するは必然です
強大な権限に群がる事業者の跪(ひざまず)きで特権階級化。「三せる(飲ませる・食わせる・いばらせる)」は当たり前、併せて、利害関係者とは「バレない仲間」と履き違えた総務省官僚の体たらく。行政監察で中央官庁のお目付け役なのに、「人に厳しく己に甘く」を顧みない二流官庁の悲しさ。倫理法令は、一定の条件下で飲食を慫慂するツールに非ず、断る勇気と品性を保持する金棒の筈。文春砲から「タダより高いものなし」と教えられる前に、官僚登用試験で「Noblesse Oblige」と「四知」の意味を問うてみたら如何か?