見出し画像

中国軍もファーウェイも米国を勉強して大きくなった“究極のコピー王”BYDはあのテスラを追い詰める 3Mの悲劇 真似られた米国の革新力は無残に衰退


米国の研究成果を拝借
「先生」を出し抜く

 11月中旬現在、世界中がイスラエル軍によるパレスチナ住民のなぶり殺しを目の当たりにしている。ロシア軍による「ブチャの虐殺」をあれだけ声高に非難したバイデン大統領がこの虐殺を止めようとはしない。米国のダブル・スタンダードが明らかになった。

 疑問符が付くのは、二枚舌だけではない。パレスチナとパレスチナの「戦争」の陰に隠れてしまったが、米軍の兵器が届いたはずのウクライナ軍の反攻が芳しくない。米国の兵器の優位性は、口ほどではないのではないか。裏づけるような“事件”が起こった。

 今年2月、中国は南シナ海で「DF27」と名付けたミサイルを発射した。時速1万5000マイル以上、音速の20倍で飛ぶ極超音速ミサイルである。弾道ミサイルや巡航ミサイルと違い、極超音速ミサイルはレーダーで捕捉できない。南シナ海に展開する米軍の最新鋭の戦艦はDF27の前では、すべて無力化される。

 ロシアもウクライナ戦争で「キンジャール」という名の極超音速ミサイルを使った。こちらは空中発射の弾道ミサイルに近い形であり迎撃可能とされるが、ロシアは核弾頭が搭載可能な発展型をすでに開発したという。

ここから先は

4,927字
この記事のみ ¥ 200