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2023年4月号『ニューリーダー』

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凶弾に倒れた安倍元首相ですが、彼が政治にもたらしたものは何だったのでしょう。傲慢さが目立ち、虎の威を借る狐ばかりを残したようです。さて、中国の脅威に怯えているように報道される台湾…
4月1日(土)午前10時更新です。
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#中国

2023年4月号【目次】

ニューススクランブル 日本の農林漁業はいま 『農業集落調査』廃止一転も懸念される

いま彼らは日本をどう見ているのだろう 中国武力侵攻を本当に恐れているのか

「夢」の段階でもお金を出す投資家がいる コロナ禍をきっかけにデジタル先進国として一躍、世界中で知られるようになった台湾。アジアのシリコンバレーになることを目指し、中小・ベンチャー企業の育成も盛んだ。経済成長も目覚ましく、コロナ禍にも関わらず、2021年実質GDP成長率は日本の上を行く6.53%。豊さで日本を追い越しつつある。  一方で、日本では米メディアの受け売りのように中国の台湾武力侵攻の危機を声高にする。軍事費予算の拡大を後押ししていることもにも気づかず。だが、出会った

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ASEANの盟主インドネシアはこんな国 2024年にジャカルタからヌサンタラへ遷都

31年間の独裁をデモで倒し民主主義を確立 ミャンマー、中国問題に立ち向かう ASEANの盟主を自任するインドネシアは、ASEAN唯一のG20メンバー国。22年11月には同年の議長国としてバリ島での20カ国・地域首脳会議(G20サミット)を成功させた。2045年に建国100周年を迎えるインドネシアは、同年までの先進国入りを目指している。  今年は輪番制のASEAN議長国を務めているが、盟主に相応しいリーダーシップがとりわけ期待されているのは、ミャンマーで軍政と民主派による3年

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不況脱却狙い対米修復探る習近平 軍幹部の抵抗と米の反発で難航

助けて米国、ゼロコロナもやめた でも、気球撃墜で目論見も墜落 中国軍が米軍施設の偵察目的で飛ばした気球が米国の領空を侵犯し、2月4日に米東海岸沖で撃墜された。これに習近平(総書記)は大きなショックを受けた。中国経済が大不況に陥っていることから、習近平はその活路を開くために、昨年11月頃から対米関係の修復を図ろうとしていたが、この目論見が頓挫したからである。

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