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不信心の神頼み

発表会まで風邪をひかないように、お腹を壊さないように、転んで怪我しないように、用心深く生活している。

これといって大病をしたことがない。
いや、あるけれど、いずれも若い時分で、直近の入院は30年前のお産だった、というくらいには丈夫だ。
ふだんから風邪はひかないし、お腹も壊さないし、これといって調子の悪いところもない。
なので、普通に過ごしていれば無事にその日を迎えられるだろうと思っているけれど、やはりいつもよりは慎重にしている。

ところが、ここにきて神経痛がぶり返してきて憂鬱だ。
帯状疱疹後の神経痛。
私の場合、帯状疱疹の始まりは顎関節症のような神経痛だった。
顎の付け根から段々と広がって耳の周囲が猛烈に痛くなった。
神経痛はけっこう長く続いて、しばらく薬を飲んでいた。
そのときと同じく、また顎の付け根が痛い。

これって、ストレスが原因だよね。
う~む。
発表会がストレスなんだろうか。
ストレスには違いないけれど。
そんなネガティブなストレスだろうか。
でも、他に思い当たることもない。

何か月かぶりにペインクリニックに行って、また薬をもらってきた。
効くといいなぁ。

これといって何も信心していないけれど、文字通り「祈るような気持ち」とはこのことだ。
良くなりますように。
これ以上悪くなりませんように。
無事にその日を迎えられますように。
不意に何かに襲われないように、注意深く、そろりそろりと過ごしている。
神様どうか!と俄か信者になっている。



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