QQを活用して中国市場を狙う
QQとは?
中国企業の騰訊控股有限公司(以下、テンセント)が提供する、
インスタントメッセンジャーアプリです。
日本ではあまり馴染みのないコミュニケーションアプリとなりますが、
中国ではWeChatと用途を使い分けて利用する中国人も多く、
ユーザー数は中国国内だけでも、約6億4千万人を有しています。
中国語版のLINEやFacebookを掛け合わせたソーシャルメディアで、
日本語にも対応しているので、
インバウンド戦略に活用している日本企業も多いです。
法人アカウントを作成し、
QQを使いこなしている海外企業は非常に多く、
企業のプロモーションやブランディングに活用しない手はありません。
この機会にQQアカウントを作成して、
中国14億人の市場にアプローチしてみませんか?
QQの主となる機能をご紹介
●無料での通話やメッセージが可能!
QQは、メッセージの送受信はもちろん、音声通話やビデオ通話、写真やファイルなどの送付が可能で、コミュニケーションが主な機能となります。
Wechatと同様これらQQの機能も全て無料で使えるため、
1992年2月のサービスリリース以降、中国では急速に広まりました。
日本人にとってはあまりなじみのないSNSになりますが、
機能を見てみると日本人がよく利用している「LINE」との類似点が多いことがわかります。
●QQスキンはカスタマイズ可能な機能!
QQにおける特徴的な機能の一つとして「QQスキン」があります。
QQスキンは、画像アイコンやステータスメッセージの画面を、
自分好みの表示にカスタマイズできる機能となっています。
画面のカスタマイズの他、
トークルーム自体をカスタマイズすることもでき、
背景変更と組み合わせて、
オリジナルのトークルームを作成することができます。
これが中国の若者を中心となり、QQブームの火付け役となりました。
●QQ秀と呼ばれるアバター機能!
中国ユーザーの中では、
アバター機能である「QQ秀」も大変人気があります。
ひと昔前に流行ったサイバーエージェント社で馴染みのアメーバアバターと同様、自分が保有するアバターに、自分好みの洋服を組み合わせることができ、自分だけのQQアバターを作ることができます。
また「QQ绿钻(グリーンダイヤモンド)」と言う機能を活用して、
高品質の音楽をQQ内で楽しむことも可能です。
●QQ運動と呼ばれる万歩計機能!
もう一つ機能をご紹介すると、QQならではの万歩計機能があります。
Wechatにも追加アプリとして万歩計アプリがあり、
つながりのある友人たちが1日にどれだけ歩いたかを一目でわかるようになっている機能がQQにもついています。
QQでは、一日の活動量に応じて「紅包(ラッキーマネー)」をもらうことができ、仲間同士で徒歩数の対決も可能です。
まさにゲーミフィケーション的な役割を持っています。
QQの新規アカウント登録方法
インバウンドプロモーションを考えている企業は、
是非QQを活用することをおすすめします。
その際、個人のアカウントではなくビジネスアカウントを作成し、
中国市場を開拓するために若い中国人男女をメインターゲットとしている業種は、ビジネスアカウントにて積極的に情報発信することをおすすめします。
また、QQは若者層の趣味共有をメインとしており、
画像・動画投稿機能「小世界」もリリースされました。
現在この機能は一部のユーザーにのみ公開されていますが、
正式なローンチとなると、さらにQQ活用の拍車がかかるでしょう。
この小世界の機能は、
最多で9枚の画像・または1分以内の動画を投稿可能であり、
Instagramのような機能となっています。
① QQのホームページへ飛びます
② 「注册」をクリックします(中国語でサインアップ)
③ 中国語が苦手な方は言語を「English」に変更します
④ 必要事項を入力します
⑤ プライバシーポリシーを読みます
⑥ 青いボタンの「Sign up now」で完了
中国市場を狙わずして、どこを狙いますか?
これまで多くの企業が、調達先として、販売先として、中国へ進出しており、そしてその結果として失敗(成功するまでに諦めて引き上げるケースが目立つ)に終わっているケースが目立ちます。
世界の工場として生産大国であった中国市場は、
今はすでに世界各国のノウハウを蓄積して、
一昔前とは比べ物にならないぐらい発展しています。
もはやなくてはならない存在になっているのはもちろんのこと、
まだまだその全貌を理解しきれていない企業がいるのが現状です。
また、近年は世界第二位のGDPをほこる中国市場を、
販売先として見る企業も数少なくはありません。
ただ、それもやはり調達先として見ていた時と同じように、
目の前の数字や机上論で進出するも、
あっけなく市場に入りきれずに帰ってくるケースが目立ちます。
日本と同じように生産を丸投げをして、
思うような結果がでてこなかった。
中国市場の市場規模を見込んで踏み込んだが、
そもそも中国を理解していなかった。
調達先でも販売先でも、やることは一緒です。
まずは中国市場を理解すること、
そして、郷に入っては郷に従う精神で、
現地の生業を大事にすることが大事なポイントとなります。
特に、中国市場がSNSをはじめとするインターネットで世界のトップシェアのユーザーを獲得しているのは、どのSNSを見ても同じです。
ただ、中国独自(純粋な中国企業)のアプリやサービスを伸ばすためにも、外資系のサービスを規制するといった中国独自のやり方があることも理解しなければなりません。
QQをはじめとする中国系サービスは国際アカウントとして、
中国本土で使われているサービスと区別していることが多いですが、
ただ同じ機能・ユーザーを利用できるのは大きなアドバンテージであると捉えるべきです。
NEWJIでは、「NEWJI PnP」や「NEWJI SnM」というサービスで中国市場への調達・販売の参入をサポートするサービスを展開しています。
日本市場ですでに飽和状態にある製造業者や、
これまでOEMでしか仕事を引き受けてこなかった生産メーカーも、
自社をブランド化してみませんか?
是非、この機会に中国市場を理解して、
世界が注目するマーケットに参入してみてはいかがでしょうか?