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240525_ブラ多ぁ望#7@金井神社



はじめに


ブラ多ぁ望も第7回目となりました。

今回集まったメンバーは、くるすてぃーぬ、まりお、多ぁ望の3名。

ブラ多ぁ望は、多ぁ望が行先を独断と偏見で決めてしまう吟行です。

今回選んだ場所は「金井神社」です。

ここの手水舎を見てもらいたい!

そしてここから「宇津救命丸工場」へ歩いていきます。

240525_ブラ多ぁ望#7のルート

宇津救命丸はご存知の方も多いと思いますが、なんと創業400年を超える老舗。

400年前というと、鎌倉時代。

コロナ禍を経て、工場見学が復活したというニュースも。

残念ながら「平日に5名以上を集める」という条件で、受けてくれるそうです。今回は朝でもあって見学できませんが、いつか見学してみたいものです。

今回のコースは、宇津救命丸工場のブログで紹介されている情報を元にコースを決めました。参考情報はこちらです。

集合時間の前に朝チャリ

集合は金井神社の駐車上に7:30。

金井神社の駐車上から朝チャリ

私が到着したのは6:40。そこから30分ほど使って、下見してきました。先に紹介したブログに出てくる宇津救命丸工場敷地外の2つの祠をチェックしたかったのです。無事に見つけることができ、コースに組み込むことができました。

レポート

日差しもきつくなってきて、半袖でも過ごせそうな朝でしたが、ちょっと風が強かったです。

07:45 ちょっと遅れてスタート。けっこう風が強いです。

まずは金井神社の手水舎。みなさんが見上げているのが彫刻です。柱の上部に4面掘られているもの。龍の面と鳳凰の面があって、表側と裏側と両方しっかり掘られているところがすごい。

07:50 金井神社の手水舎

こちらが表側から見る龍。

龍の彫刻(表側)

そしてこちらが裏側から見た龍です。

龍の彫刻(裏側)

つづいて稲荷神社へ。ここには小ぶりの真っ赤な両部鳥居があり、その先には石の鳥居が半分だけ建っていました。東日本大震災で壊れてしまったとのこと。

08:08 稲荷神社の両部鳥居
08:09 稲荷神社の石の鳥居(東日本大震災で壊れた)

色とりどりの花が川岸に咲いており、歩いていると軽トラのおじさんが声かけてくれました。ここの管理されている方。お花の管理とか、稲荷神社の修復とか、関連の祠とか、いろいろ教えていただきました。

08:28 地元のおじさんにいろいろ教えていただきました

これが「天神様」と呼ばれる宇津救命丸工場に関わる祠です。

08:31 宇津救命丸工場に関わる祠「天神様」

ちょっと歩けば宇津救命丸工場へ。

これは薬師堂の前。平日に5人以上集めれば、見学ができるとのこと。今年中に行ってみたいです。

08:49 宇津救命丸工場の薬師堂前

これが宇津救命丸工場の入口です。りっぱな松が見応えあります。

08:51 宇津救命丸工場の入口

こちらは加茂神社。金毘羅神社と琴平神社の摂社がありました。

09:02 加茂神社

そしてこれが「こくぞう様」おじさんが教えてくれた祠のひとつ。

09:16 宇津救命丸工場に関わる祠「こくぞう様」

金井神社に戻ってきました。

09:36 金井神社に戻ってきました

コース

今回のルートと写真をReliveの動画にしてみました。これ見るのが楽しいです。(楽しすぎて今回から有料プランに変更)

多ぁ望の作品

以下、5つ作ってみました。

1. 夏木立、見上げる龍に背中あり

今回、金井神社を選んだのは手水舎の彫刻が素晴らしかったから。上部の柱に刻まれた彫刻には、表だけでなく裏に回ると、背面も彫られていることに驚きました。その驚きを詠んでみました。(先の手水舎の写真参照)

2. 麦の秋、黄金に輝くこくぞう様

 今回のルートには麦畑がたくさんありました。あのナウシカをイメージするような黄金の麦畑。その美しさを表現し、畑の中央にポツンと存在する「こくぞう様」と呼ばれる祠が金色に輝いているように感じました。

3. サシバ舞う、見つめる先は詠みレンジャー

 空を舞う猛禽類がいたんですが、おそらくサシバかと。サシバは夏鳥。秋の季語らしいです。サシバがぐるぐると旋回して、何かを狙っている様を、吟行を楽しんでいる私たちを羨んでいるように詠ってみました。

4. オニゲシや、黄金の中で一人咲く

 麦畑でもう一句。写真にあるように、麦畑に一輪のオニゲシが咲いていました。まさに黄金の中の紅一点。オニゲシは夏の季語。名前から想像する強さをこの風景から感じとり、擬人化して詠ってみました。

08:18 麦畑の中の紅一点(オニゲシ)

5. 花見惚れ、歩けば話す、夏の朝

 今回のルートには色とりどりの花が咲いていて、気持ちも上向きになります。そのせいか、すれ違う人と話が弾みました。いろいろ教えてくれた地元のおじさんには感謝です。ありがとうございました。(軽トラのおじさんの写真参照)

この後、「ちょい足しカード」引いてみます。

ちょい足しカードでブラッシュアップ!

ちょい足しカード

引いてみました。

わー、なんか難しそうなカードだな。

No.3 コトではなく、モノを詠む

6. 麦の穂と花びら浮き出る彫りの獅子

 新作です。彫刻の写真を改めて眺めていたら、龍、鳳凰に加えて獅子が掘られていました。そこには麦の穂や花びらも立体的に表現されており、まさに浮き出る感じ。その彫刻の美しさに焦点を当ててみました。

手水舎の獅子の彫刻

No.27 肌触り、触感

2-2. 麦の秋、金のふとんで、うたたねを

 麦畑になびくふさふさでやわらかい触感を「ふとん」に例えて加えてみました。もはや別の句になってしまいました。あのやわらかそうなふとんでうたたねしたら気持ちよさそう。

No.20 助詞にこだわる

4-2. オニゲシや、黄金の中で一人咲き

「一人咲く」を「一人咲き」としてみました。助詞ではありませんが、用言止めにすることで、擬人化したオニゲシが一人で何を想うのか?余韻をひっぱってみました。

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