New Face of Japan

New Face of Japanは、“多様でインクルーシブな日本社会” を目指して活動する任意団体です。noteでは、外国にルーツを持つ人々の生の声を、インタビューやエッセイを通して発信します。Webサイトはこちら→https://www.newfaceofjapan.org

New Face of Japan

New Face of Japanは、“多様でインクルーシブな日本社会” を目指して活動する任意団体です。noteでは、外国にルーツを持つ人々の生の声を、インタビューやエッセイを通して発信します。Webサイトはこちら→https://www.newfaceofjapan.org

記事一覧

    • New Face of Japan Interview第1弾 あんなさん (Part3/3): 「日本人」の定義はとても狭い/多様性を可視化し、個人を尊重する原則を広めて

      前回(Part1、Part2)に引き続き、今回のインタビュイーは、日本とアメリカのミックスで、TwitterやInstagramで女性蔑視や人種差別に対して批判を投げかけ続けているあんなさん。このインタビューでは、彼女が今までたどってきたルーツ、そして今の世の中に思うことを語っていただきました。 インタビュアー:ななみ、あおい ▶血、文化的プラクティス、名前、外見が全部そろって初めて日本人とされるーーーななみ:その人が日本人かそうでないかを、周りの人はどのように判断してい

      New Face of Japan Interview第1弾 あんなさん (Part3/3): 「日本人」の定義はとても狭い/多様性を可視化し、個人を尊重する原則を広めて

      • New Face of Japan Interview第1弾 あんなさん (Part2/3): ミックスルーツの人に向けられる偏見や期待/国籍選択や参政権で感じる排除

        前回(Part1)に引き続き、今回のインタビュイーは、日本とアメリカのミックスで、TwitterやInstagramで女性蔑視や人種差別に対して批判を投げかけ続けているあんなさん。このインタビューでは、彼女が今までたどってきたルーツ、そして今の世の中に思うことを語っていただきました。 インタビュアー:ななみ、あおい ▶ミックスルーツの女性が経験する苦悩ーーーななみ:海外にルーツを持っている女性または男性であることで、日本において周りからの反応や捉えられ方が他と違うと感じる

        New Face of Japan Interview第1弾 あんなさん (Part2/3): ミックスルーツの人に向けられる偏見や期待/国籍選択や参政権で感じる排除

        • 私がハーフだから友達になりたいの?

          「いい?いじめられたりしたらいつでもお姉ちゃんに連絡してよ?すっ飛んでぶっ飛ばしてあげる!」  腹違いの姉と初めてメールアドレスを交換したとき、彼女にそう言われた。隣県からたまに遊びに来る2つ上の彼女は、幼いころは随分と意地悪だったのに、私が中学生に上がる頃には、何故かとても可愛がってくれるようになっていた。 「いきなりどうしたの?」 何かのドラマの影響でも受けているのだろうか。そんなことを言われたのは初めてだったので、私は戸惑った。 「だって、中学と言えば、やっぱり

          私がハーフだから友達になりたいの?

          • New Face of Japan Interview第1弾あんなさん (Part1)

            New Face of Japanは、多様でインクルーシブな日本社会の発展を目指して活動しています。多様なルーツを持つ方々にインタビューを行い、その声をイラストやインタビュー記事を通して発信しています。 今回のインタビュイーは、日本とアメリカのミックスで、TwitterやInstagramで女性蔑視や人種差別に対して批判を投げかけ続けているあんなさん。このインタビューでは、彼女が今までたどってきたルーツ、そして今の世の中に思うことを語っていただきました。 インタビュアー:

            New Face of Japan Interview第1弾あんなさん (Part1)

            • ○○人とは友達になれないと言われて

               小学校に入る少し前、母の勧めで日記をつける習慣をつけた。おかげで、私の部屋の本棚には日記帳がずらりと並んでいる。開けば殆どは「今日帰り道に面白い虫見つけた」というようなくだらない話であるが、ここに執筆している話の多くは、日記を読み返して思い出したものが多い。一方、日記の他に貯めているものと言えば、昔使っていた授業用のノートやメモ帳などがある。いい加減いつかは捨てないといけないが、見返すと面白くて手放しがたい。私の本棚は、もはやタイムカプセルである。  今回執筆するネタも日

              ○○人とは友達になれないと言われて

              • 抗う偽善者

                 ドイツに来てから早三か月が経った。十ヶ月の留学は長いぞと考えていたが、慣れてしまうと時間の経過が早いものである。日本の親や知り合いたちからなんとなく逃げたい気持ちもあって来たので、ホームシックなど一度も感じていないが、それでもたまに日本にいる友人たちと話したくなる。  ありがたいことに「今日暇かい。」とLINEを送ると、「久しぶりに話したかったよ。」とすぐに返事をくれる友人が結構いたりする。大学で会っても「何を話そうか。」と話題が尽きることも多かったのに、さすがに9000

                抗う偽善者