レア種別!?京阪の急行で伏見稲荷へ。
※2024年11月乗車
東の西武、西の京阪!?
東の都の伏見稲荷は西武新宿線に乗車しますが、元の都の伏見稲荷は京阪本線に乗車します。さらにJRでも行くこともできます。
大阪からだと京阪の利用が安くて便利なので今回は京阪に乗ります。
大江橋駅と淀屋橋駅は近過ぎる
今回はJRで北新地で降りたのち、まだ日が昇っていない早朝の御堂筋を歩き、京阪は淀屋橋駅から乗車します。
北新地からも徒歩圏内ですが、京阪中之島線の大江橋駅も至近にあります。こんなけ至近なので、そら京阪中之島線も流行らない訳ですわ。
京阪の急行は少数派、早朝から淀屋橋に行く
今回乗る列車は5:48の急行出町柳行きです。京阪はダイヤ改正の度に大きく運行形態が変わります。日中に急行が頻繁に走る時期もありましたが、今のダイヤでは土休日に淀屋橋を始発とする急行は午前中の出町柳行き6本のみです。
平日は出町柳行き2本と樟葉行き2本と結構レアな種別です。
通勤用車両で伏見稲荷ダイレクトアクセス
今回は特急や快速急行ではお馴染みのクロスシート車ではなく、通勤型の緑塗装のロングシート車でした。
女性専用車両の表記が見えますが今は適用時間外です。一応モニターは反対側にもありますが、広告だらけの関東に比べるとやや寂しい印象。
京阪は例の騒動の本数見直しで大都市部で最も本数の減った路線の一つです。
日中準急1時間12本ダイヤは見る影もなく、現在は準急と快速急行の合わせ技で大阪近郊は1時間に4-6本のみの走行です。
朝一休日の大阪の旅客を運ぶ
ガラガラの車内も地上にのぼった京橋で一定の乗車があり、座席の半分弱くらいは埋まりました。
守口市、寝屋川市、香里園、枚方公園、枚方市と大阪近郊の主要な街や観光地に停車し、乗客が乗り降りしていきます。
この区間の中央線を彷彿とさせる住宅密集地や突然見える枚方市駅のビルは圧巻ですが、まだ暗く写真はありません。
明るくなってきた頃にはすでに、、、
明るくなった頃には枚方市駅を過ぎ、樟葉駅を目指しているところでした。枚方市駅も過ぎると少し風景も長閑になります。
くずはモールなど開発が進み、発展したとされる樟葉駅周辺ですが、西側の淀川側の風景はかなり長閑なものです。対岸にはJRや阪急が走行していて、島本や上牧のあたりです。残念ながら京阪とこれらを結ぶ「環状線」相当の鉄道路線はありません。
壮大で広大でー京都府内区間突入
「仁和寺にある法師」の話で有名な石清水八幡宮最寄りの石清水八幡宮駅にもしっかり停車します。ここからは石清水八幡宮への参拝の便宜をはかって、京阪鋼索線が作られました。石清水八幡宮には思い切り例の騒動下で行って、たこ焼き屋のおじさんが客来ないと嘆いてた気がします。
かつては八幡市駅を名乗り、京阪に多くある市駅の一つでした。
淀駅の前後は駅間が広く、建物も少ない区間です。河川を渡る光景を見れたり、車庫を眺めたり、トレインビュースポットとも言えそうです。
また、淀駅前にはポツンとデカデカと京都競馬場があり、競馬ファンが集います。
主な観光地の最寄りには停車する急行ですが、淀駅は始終着列車以外は通過です。
都は東か西か!?ー住宅密集地を縫う
中書島駅は京阪宇治線との乗り換え駅です。なんということでしょう!この急行が駅を到着したくらいのタイミングで、宇治線の列車は出発していきました。
中書島駅を過ぎると再び住宅が増え、人が多く住むエリアになります。
住宅がギリギリにあり、縫うように走るのはなんかワクワクします。東京の地上区間を走る私鉄みたいな雰囲気はあります。そらみやこの元祖は京都やもんな。
丹波橋駅では、京阪全盛期を彩った塗装の車両とすれ違います。
お稲荷さんの気配を感じつつ到着
そして、朱い柱が見えてくると伏見稲荷駅です。
車内モニターにも伏見稲荷停車の案内がされる。
最後の最後に車両の前面を撮影しました。6000系という車両で1983年デビューだそうです。
ブレーキ音は現代的でしたが、意外と古い車両でした。
大阪から通過運転する速達種別で伏見稲荷に行くには急行一択ですが、これを出来る機会はなかなかありません。
正月ダイヤでは急行が大増発されますが、枚方公園、石清水八幡宮、伏見稲荷など有名観光地に停車する急行の本数は先述の通り少数です。
特に土休日は終日運転してほしいという願望はありますが、急行主体の運行形態にすると特急が大幅減便となり都市間の速達性はやや損なわれそうです。将来、さらなる日常利用客減と観光客増が進めば変わるかもしれませんが。
とかぼやきましたが、無事急行で伏見稲荷駅に到着し、伏見稲荷の参拝に向かいます。