宇都宮ライトレール乗車記ー前編:終点まで乗る
※2023年10月乗車
75年ぶりとなる新設の路面電車、宇都宮ライトレールに乗ってきました。
開業から約2ヶ月、開業バブルも落ち着いているだろうということで、様子をお届けします。
浮間舟渡駅からスタート
まずは、JRで宇都宮駅へ向かいます。写真の浮間舟渡駅は東京都区内の出口駅です。
大宮方面に乗り越す場合、鍵となる駅です。
もう一枚の写真はTwitterで色々お騒がせの小説家先生の広告です。私はあまり彼の考え方には賛成できないことが多いです。
あと、宇都宮といえば、倉持仁先生も有名です。彼もTwitterではお騒がせの方ですが、どこか憎めない所があります。
インターパーク倉持呼吸器内科はGoogleによると雀宮駅から徒歩40分とのこと。
決してこれは例のウイルスではなく、お医者様の話です。
宇都宮駅からライトレールは出ている
宇都宮ライトレールは宇都宮駅の東口から出ています。
宇都宮駅西口は県庁巡りや東武宇都宮駅にいく際などに使っていましたが、なにげに東口に向かうのは初めてです。
宇都宮駅東口電停から芳賀高根沢工業団地までの14.5キロを結びます。ルート案内や利用案内がまだ新しく、開業ムードが漂います。
列車がきました。ごくごく一部では黄色と黒を纏っていることからタイガース色といわれているとかいないとか。
実際は「雷都」とも雷が多い土地柄でそのイメージカラーが採用されたようです。
多くの利用者が待っています。
列車が到着後、車両を撮影している鉄道ファンやビジネスパーソンらしき人がちらほらいます。
75年ぶりの新しい路面電車。しかも路面電車と縁もない地域。まだまだ開業ムードがあります。
車内の様子
運転台
運転台はほぼ中央にあります。
内装や座席
こうみると、床は低く、天井は高く、広々としています。
座席は固定の対面式クロスシートが基本です。割りと混み合う路線でしたので、つめこみがきかないのは地味に痛いです。
乗り降りの仕方ー結構独特
ICカードで乗車する人は、車内各扉に設置されているICカードリーダーにかざして乗車します。車掌や運転士の確認は特にないので、いわゆる信用乗車方式をとっています。
路面電車だと広島電鉄の連接車で一部この方式を採用しています。
また、現金の場合はホーム上の整理券をとり、運賃を確認の上、先頭の扉から降ります。
なお、将来は快速運転も検討されている宇都宮ライトレール。降車ボタンはなく、すべての駅で扉が開きます。
ただ、降車ボタンを押さないと通過してしまうのは、実態としてはとさでんくらいです。
車内にあるボタンは非常通報ボタンなので間違えないようにしましょう。
車窓
しばらくは宇都宮の市街地の併用軌道を走ります。
しばらくすると、建物もまばらになり、地方都市のそれです。
割りと序盤で、田園風景に変わります。地方都市でも、比較的都市部を走るのがこれまでの路面電車でした。本当に工業団地に行くんだよなと若干不安になります。
平石電停は田畑の間にポツンとある待避可能な停留所。車庫も併設されている。
平石中央小学校前電停をこえると、有名温泉地、鬼怒川温泉へ至る鬼怒川を渡ります。次の電停までは路面電車とは1.9キロも離れています。信号システム的には路面電車ですが、このあたりは一応専用軌道みたいな区間です。
隣接して、バスターミナルがあったり、パーク&ライドできそうな所があったり、地方都市のまちづくりそのものという感じです。
工業団地のようなものも見えてきますが、広々としていて長閑です。
とはいえ、鬼怒川周辺みたく、田舎すぎないのは、少し、ライトレールの意義を見出だせそうです。
グリーンスタジアム前電停も待避可能です。
ゆいの杜あたりに来たところでロードサイド型の商店街が見えてきます。そろそろ終盤で車内も空いてきましたが、このような景色が序盤から続くものだと思っていました。
再び、景色が長閑になり、工場らしき建物がみえ、広い道になってきたら、いよいよ、終点です。
終点、芳賀・高根沢工業団地電停で降りる
ライトレールはそのまま宇都宮駅へ折り返します。2-3人ほどの鉄道ファンらしき人も折り返していきました。
ホンダの工場があり、報道によるとバス利用者はライトレール通勤に移行したとのことで、それらしき人もちらほらいます。
個人的にはホンダは鈴鹿のイメージが強いですが、栃木県にもあるんですね。
ライトレールを見送ります。ホンダと道路を挟んで反対側はホンダの広大な駐車場です。
東京都心ではできない土地の使い方です。
この段階ではまだそこまで乗車率は高くなさそうですが、、、
電停からどんどん離れていきます。
という訳でこの後、そのまま折り返すのか!?路頭に迷うのか!?
続きは後編で!
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