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中山寺に行くー③時空を超える兵庫にある東京式の三重の市バス!?

※2024年11月訪問


なかなか曲者の市営バス

すごく訳の分からないタイトルになってますが、中山寺参拝のあとは、バスで帰路につきます。
今回はJR中山寺駅から出てる伊丹市営バスでJR伊丹駅に向かいます。
この伊丹市営バス、先にネタバレになりますが、なかなかの特徴があるので列挙します!

特徴1:全国で数少ない政令指定都市、中核市、施行時特例市以外での公営バス

Wikipediaによると一般市の公営バスは徳島市、宇部市、伊那市、南アルプス市だけらしいです。

特徴2:前乗り後ろ降りの先払い方式

阪急バスは前乗り後ろ降り 乗車時のICカードタッチをするよう啓発されている
伊丹市バスの停留所 よく見ると先払いと書いてある

上京ネタとしてバスの乗り方が地元と違って戸惑うというのは鉄板ネタとあります。関西はじめ、日本多くの街では後ろ乗り前降り後払いの方式を採用しています。
一方の伊丹市営バスも東京区内のバス同様、前乗り後ろ降りの先払い方式を採っています。

他に東京以外だと南海バスの堺シャトルもこの方式らしい。均一運賃のところではよく採用される傾向があります。

というわけで伊丹は東京!

特徴3:三重交通バスと瓜二つの塗装

ヘッダーに採用した三重交通バス
伊丹市営バス
伊丹市営バス

伊丹市営バスは少しわかりにくいけども、多分これが三重県で走っていても見分けはつかない。

X情報だと神戸市営バスも似た塗装らしいです。

特徴4:乗換案内の時刻で阪急伊丹からJR伊丹の所要時間が徒歩並みに長い

今回乗ったバスの時刻
Yahoo!乗換案内アプリより(Web版トップリンク)
時刻一覧 Yahoo!乗り換え案内アプリより

今回乗ったバスはJR中山寺を13:28に出発し、JR伊丹に14:04に到着します。このバス、阪急伊丹からJR伊丹までなんと13分もかけて走破します。
バスによっては16分や、20分くらいかかっていたり、7分で走破したり所要時間がまちまちです。
時刻表通りだと場合によっては歩いた方がはやいということも、ありそうですが、実際どうなったかは後述します。

中山寺駅南口のバスターミナルから

駅前にある商業施設を出るとバスターミナル
バスが到着

日中は1時間に一本程度、各線伊丹駅に行くバスが走ります。本数も知れてるし乗客も少ないかと思いきや結構待ち列が出来ていました。
この写真を撮った時点で13:27。定刻まであと1分ですが、結局数分遅れで出発します。

来たバスは側面は広告ラッピング車で、三重交通感はあんまりありませんでした。

バス乗車!少し車窓も撮る

車内の様子

始発から終着までそこそこ乗車があってまともに写真が撮れていません。途中バス停で乗り降りがあってジワジワ阪急伊丹に近づくにつれ乗客は増えていきました。

県道335号との交点

県道335号との交点を右折。信号がない上、少し南で片側2車線から1車線に減少し、北行が渋滞していて、なかなか進めなかった。

改めて車内を撮影
オアシスタウン伊丹鴻池

阪急オアシスもロードサイド型のショッピングセンター作ってるのは知らなかったです。
伊丹も阪急、JR伊丹駅周辺以外は割と車社会。

この写真の意図は思い出せない
日本板硝子技術研究所
中野東バス停

中野東は広島にそういう駅あるなと思ってパシャリ。

住友電気工業寮と昆陽池公園

昆陽池公園は伊丹市民の憩いの場のはず。石神井公園や井の頭公園には施設充実度は及ばないがそれなりの規模の公園。昆虫館などの施設もある。

伊丹病院住友前バス停

市役所もかなりリニューアルされていたが、病院もリニューアルされるのだろうか。

結構尼崎や伊丹は第二次産業も盛んなイメージ。住友系の寮も伊丹にあるみたい。

サイゼリヤ

これはサイゼリヤを撮りたかったというより、天下の国道171号も通ることを示したかった。バスはここを右折し市役所方面へ。

さて阪急伊丹からJR伊丹どれだけかかるのか!?

阪急伊丹駅

途中県道334号などを通り阪急伊丹駅へ。バスターミナルには入らず、道路上のバス乗り場に停車。
さて、ここからが特徴4の謎にせまります!時刻表上はここから13分かかります。
この写真を撮影したのが13:57。定刻が13:51で6分遅れでした。

JR伊丹駅のバス降り場

そして、JR伊丹について、この写真を撮影したのが、14:04で定刻通りでした。ここまで13分のところ実際には7分でした!
尚、すでに降りて撮影しているので、実際に到着したのはもう少し早いことになります。

これは時空の歪みでも起きたのでしょうか?
阪急伊丹を出てからは郵便局の前を通り、迂回せず、最短ルートで走っていました。恐らく所定のルートでワープしたとかではないです。
恐らくですが、ほか停留所での遅延を見越して時間にかなりの余裕を持たせているのだろうと推察されます。
出発時間の早発は大問題になりますが、到着時間の早着はバスならほとんど問題にはならないのもあるでしょう。

というわけで中山寺の帰り、なかなかの曲者伊丹市営バスの乗車記でした。沿線の近くに住んでいながら全く乗車したことがなかったのですが、全線に渡り混雑しており市民の足であることを実感しました。

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