取材対象から切り口の違う記事を3本書いてみよう
このnoteでは、経験ゼロから書籍を書けるライターを目指してスタートして、6年目にそれを実現できた自分の軌跡をたどりつつ、日常の日報的なことも交えた記事の更新をしていきたいと思っています。もしかしたら、どなたかのお役に立てるかもしれないーと思って・・・
取材対象が同じでも、印象の違う記事ができあがることってありますよね。
例えば、同じ映画を見ても人によって感想がそれぞれ違うように、同じお店を取材しても筆者によって全く違う記事が出来上がってきます。
なぜ全く違う記事になるのかというと、切り口が違うからです。
切り口というと難しく聞こえるかもしれませんが、その記事を読んだ人に何を感じてもらいたいのか、その目的がちがえば自然と切り口は変わります。
切り口の違う記事を書きたいと思ったら、読んだ後に読み手に何を感じさせるか、どんな行動を起こさせるのか、違うゴールを設定してみてください。
例えば、ある八百屋さんを取材するとします。八百屋さんを題材にする場合には、次のようなゴールを設定できます。
その記事を読んだ人にその八百屋に行ってほしい
その記事を読んだ人に野菜ってこんなに美味しいんだ、と知ってほしい
その記事を読んだ人に旬の野菜を知ってほしい
その記事を読んだ人にスーパーよりも八百屋に行ってみたいと思ってもらいたい
今ざっくり考えただけでも4つもゴールが設定できました。
いわばこれは、文章の目的を果たす文章を書く練習です。その文章で読者に何をしてほしいのかを明確にするだけで、こんなに書き分けができるのです。
noteで記事を書いてライティングの練習をしているライターの皆さんには、一つの題材から3つくらい違うゴールで書いてみてほしいです。切り口の書き分けができると、文章を書く実力がつきます。是非お試しください。