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企画の面白さは、”視点・角度”を変えた再定義

先日、編集の仕事で企画を立てるのが一番好きという話しをしました。

後日、新しい企画なんて、なかなか思いつかないけど、どうたらいい?という質問もいただいたので、今回はその企画作りについてお話ししたいと思います。


企画は、何も新しいものを作る、発明するということではありません。
世の中、多数の商品があるなかで、新商品と言っても、未知のもの、"全くの初めてのものを見た!"という感じるものとは、なかなか出会いませんよね。

それと同じで、企画もまるっきり新しいものはそうそうないです。

ですが、どこかで見たもの、聞いたものだと、つまらないし、ありきたり。

そんな時、私が考える切り口としては、とある商品に、あるエッセンスを加えて見方を変える、捉え直してみるとうやり方です。

例えば、
男・女
年代 若い、歳
国、地域
多い・少ない
簡単・難しい
高い・安い
甘い・辛い
太る・痩せる

など、とあるエッセンスを考えて、その両軸から捉えてみることにしています。

そうすると、今までの価値観がガラっとゆらつきます
そのゆらつきが、おもしろさということになるんですね。

当然だと思っていたモノの価値観が、“え、そうなの?”というプチ発見のような感じになるんです。


例えばですが、オイルは脂質であり、太るものという感覚が強いですよね。
そのオイルを摂取した方が実は痩せるという発想で売り出したのが、MCTオイルです。

MCTオイルを取ってから運動すると、脂肪燃焼効果も高まり、痩せやすいという、驚きのアイテムなんです。

このように、みんなの知っている当然の価値観を、少しゆらつかせる。

先ほどあげたエッセンスのキーワードを、既存の商品に合わせて試してみてください。



男・女
年代 若い、歳
国、地域
多い・少ない
簡単・難しい
高い・安い
甘い・辛い
太る・痩せる

この他にもキーワードを変えて、捉え直してみると、いろんな発見があるものです。

面白い企画とは「あるものを再定義すること」
再定義し、読み手に投げかけるものですね。

そう考えると、企画は新しいものしかダメだという価値観からも脱却できますし、切り口次第で新しい提案もスムーズにできるので、おすすめです。

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