読みやすい文章と、難しく感じる文章の差ってナニ?
伝えたいことははっきりしているのに、頭のなかで思いを言葉にする段階で、「こんな言葉使いでいいのか?」「こんな言い方は失礼かな」などと、あれこれ考えてしまう。そんな経験はありませんか?
役に立つのはわかっていても、「言葉使いが硬く、難しい印象の文章」はかなりハードルがあるものです。
逆に、読みやすいのは、「文章が短く、ソフトで面白い」文章ですよね。
そこで、みなさんは、この読みやすい文章と、難しく感じる文章の差ってなんだと思いますか?
もちろん、書く題材も少しは関係するのですが、圧倒的に文章の質を決めるのは、書き手が「読者の顔を思い浮かべているかどうか」という点です。
読者を漠然と設定しているときは、多くの人に読んでもらいたいと思うがあまり、ターゲットが広くなりすぎ、結局、誰に向けて伝えているかが非常に曖昧になり、薄い印象の文章になりがちです。
逆に、読み手をかなり具体的に、例えば、30代主婦とかの大枠ではなく、33歳主婦で、子供が男の子1名いる。好きなファッションは無印。
と、具体的にイメージすると、ターゲットが明確になるので、伝わる力も高まります。
”これ自分にあてはまる”かなと、読んでいる人も自分ごと化し、引き込まれていくものなのです。
そして、さらに大事なポイントが、読者を具体的にイメージし、相手を想像しながら書いていくと、その人に語り書けるように文章を書くことができるのです。
相手が目の前にいるようにイメージし、普通に話す、自然と語りかけるように、伝えるように書くことが大事なのです。
そうすると、頭で考えて、文字に置き換えるという作業をしなくなるので、言葉選びも躊躇することもなく、わかりやすく優しい言い方になります。
頭の中から言葉を絞り出してしまうと、「これはいっていいのかな?」「こちらの表現が合っているのかな」などど、入念にチェックしてしまい、”頭のなかで文字に置き換える作業”をしてしまうんですよね。そうすると、どうしても堅く、難しい文章になってしまうんです。
優しく面白い文章を作るには、「読者を具体的にイメージ」し、「相手が目の前にいるように想像しながら」、「語りかけるように伝えてみる」ということが大切です。
私は、「読者と会話するように文章を書く」のをモットーとしていますが、文章と文章の間の、行間で間をとり、相手からの反応を受け取ることを意識しています。
文章のなかで読み手と交流をしていくような感覚ですね。
だから、自分が伝えたいことをぎっしり詰め込みすぎず、相手が返してくれる間合いをとるというか。そんな感覚で文章を書いてみると、スペースが生まれ、読みやすい文章となるのです。
文章を書くと、”なぜか難しく堅くなる”という人はぜひ、相手をイメージし、言葉のキャッチボールをする感覚で、書いてみてくださいね。