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【逆算思考のライティング】であなたの文章はもっと“伝わりやすく”なる!

こんにちは!ライティングコーチの 橋本夏子です。

今回は、「自分の文章が長くなってしまう、読んでいて面白くない感じがする」というお悩みについての解決方法をご紹介したいと思います。


話していると面白いのに、“文章にすると急にかたくなってぎこちない”。
“本当はもっと、読みやすい文章したい”というお悩みをよく聞きます。

私もライティングの教室をしていますが、実際に生徒さんの中でもこの悩みは多く、つい先日まで「●●を書きます!と勢いよく楽しそうに話してくれたのに、「文章にした途端に、すごくつまらない文章になってしまった」とがっかりしている様子を目の当たりにすることも多いものです。

同じ伝えるのでも、「話す」と「書く」は違う。

同じ伝えるというコミュニケーションでも、話す時は、相手が目の前にいるので、なんとか伝えようという気持ちが前面に出ますし、目線や身振りなど、全ての要素を使って伝えることができます。ですが、書き言葉となると、相手が目の前にいない分、“もっときちんと説明しないと”と、いう意識が働いて、つい言い回しがくどくなったり、書き言葉ならではの難しい単語を使ってしまいがちなんですよね。

自分が伝えたいことを文字で書き表現してみる。その自分が書いた文章を再度、視覚的な情報として頭の中に入れると、人はもっと説明しないと、もっとこなれた表現を追加したいと、プラスオンの作業をついしてしまうことが多いんです。

だから、話すときよりも、書くときは頭を使いすぎて、自分の伝えたいことを余計に難しく変換してしまうんですよね。

これは優しく真面目な方、親切な方、面倒見のいい方に多い傾向です。
つい過不足なく説明したいあまりに情報を加えてしまうんです。


【逆算思考のライティング】で文章を削ぎ落とす

そんな方にオススメしたいのが、【逆算思考のライティング】です。

「逆算思考のライティングとは?」と思った方も多いと思うのですが、普通は、文章は冒頭から読んでいくものですよね。

①タイトルがあって、
   ⬇︎
②導入のリードがあり、
   ⬇︎
③本文があり
   ⬇︎
④結論で終わる。


ですが、この順番は読み手のためのものであって、書く場合はその流れをいったん無視してみるのもひとつの方法なんです

まず、書き手にとって大切なのは、【自分が伝えたい最重要なものだけにしぼりこむ】ことなんです。
▶︎つまり、自分の伝えたいことの【要素分解】をしてみるのがおすすめです。

では、さっそく、その要素分解の具体的な方法を紹介します。

【STEP1 】
自分の一番伝えたいこと、キーワードなど、入れたいもの「ベスト3」を書き出してみましょう。

【STEP2】

そして、その入れたい3要素ごとに、短い文章を作ります。
(短い文章といってもきっと、それだけでも60-100wくらいにはなっていると思います。)
※文章の書き出しや構成はとりあえず置いておきます。

【STEP3】
その次に、その3つをつなぎます。つなぐ時も極力シンプルに。

【STEP4】
そして、まとめの締めの文と、冒頭の導入部分を書きます。

【STEP5】
最後にもう一度全体の文章を読んでみて、最適なタイトルをつける。

このような形で、最初に読むべきタイトルや導入の文章は、最後に書くという「逆算方式」がおすすめです。

文章をブロック、パーツのように、構成していく感じですね。


短くわかりやすい文章の方が読み手の頭に入っていく

いきなり冒頭から文章を書き始めると、どんどん追加して文章を作っていくので、プラスのライティングになりますよね。

書いていると、あれもいいたい、これもあったなど、頭の中に思いついたものがいろいろ加わり、文章も結果的に長くなってしまうのです。

ですが、読み手の立場からすると、短くわかりやすい文章の方が頭に入るので、実は「書き手が極力シンプルに伝えたいことだけを削ぎ落とす」くらいで、ちょうどいいんですよね。

例えば、同じNEWSのテーマでも、難しく解説されるより、子供でもわかりやすく要点をシンプルに伝える池上彰さんが人気なのと同じです。

同じ【伝える】ということでも、【どんな言葉を使うか】、【どう伝えるかで】【伝わる力】というのものに、大きく違いが出るんですよね。

・伝えたいことを極力しぼったほうが、相手に伝わる。

・「逆算思考」で一番届けたい重要エッセンスから書き出していく。


つい文章が長くなってしまう方、説明しすぎて難しい文章になってしまう方はぜひ、この2点を意識して文章を書いてみてくださいね。

せっかく書いた文章も相手に読んでもらえないともったいないので、「読んでいる人に伝わりやすい優しい言葉」で、「友人に説明したり、語りかけるようなイメージで文章を書いていく」と、「シンプルで読みやすい文体」になっていきますよ。

次回は、タイトルの付け方、なぜ文章を作ってから最後にタイトルをつけた方がいいかについてお話しますね。




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ライティングのプロが実践してる文章テクニックをご紹介していきますので、ぜひ、次回の記事もお楽しみに。


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