承認欲求が価値に変わるまで
こんばんは、エンタミナの新人ディレクターD子(23才)です。
1年前、私は当時仕事を辞めたばかりで時間があったので、1度はやってみたいと思っていたコンテンツ販売を趣味の延長で始めました。
(何のコンテンツ販売なのか言ってしまうと、身バレが怖いので、あえて伏せています)
その話を入社してから、社長である田口さんにしたところ、「すごく面白いからインタビューさせてよ!」と言っていただき、先週配信にゲストとして参加させて頂きました。
アーカイブがこちらです。
本当に趣味の延長で始め、独学で続けていた事でしたので、こんな私にインタビューなんて務まるのか…そもそも見てくださる方は面白いんだろうか…と思っていたのですが、沢山の方が私のやっていることに興味を持ち、価値を見出して下さり本当に驚きました。
正直、私がコンテンツ販売をしている界隈は、お金稼ぎの話や、露骨に有名になろうとしている人を嫌う風習があります。
なので、多くの人に見てもらうにはどのように告知をしたらいいか?中身はどのようなものがウケるのか?と考えていること自体、あまり良いものとして受け取って貰えないのです。
それもあり、自身の考えをずっとひた隠しにしていたので、そこの部分が評価されることなど無く、人に話すこともありませんでした。
なのでこのように考えていたことを話す機会を頂けて、それに対し価値を感じて頂けたことが本当に嬉しかったです。
最初は深く考えていなかった
コンテンツ販売を始めたのは、何か物作りをしている人達への憧れが強いです。
ゲームや小説、漫画やアニメ、沢山のコンテンツに小さい頃から触れてきた私が、特に憧れを抱いたのは、同人誌でした。
今でも覚えています、中学生の時、親に連れられ私は初めてコミックマーケットという場所へ行きました。
pixivでイラストや漫画を投稿している人達が、実際に本を刷り、売っている。
中学生の私には、キラキラした場所に見えていて、私もいつかこんなふうにコミックマーケットに出るんだ!と憧れを抱いていました。
私が当時好きだったのは、行列ができている大手のサークルとかではなく、本当に好きだから同人誌を作ったのだろう、ぐらいの規模の方々だったんですが、何故か魅力を感じていたんですよね。
今でもあの時のことは鮮明に思い出せるのですが、お年玉で買った同人誌たちと、スケッチブックに描いて貰ったイラストは宝物だった。
大人になった今、あの人達のように物作りをしたいと思い、私が好きでやっていた趣味で、コンテンツ販売を行っている人が沢山居たので、見様見真似でやり始めました。
すると、最初から物凄い人数が手に取ってくださり、沢山の反響も頂きました。
手伝ってくれたデザイナーの友達に依頼料さえ払えれば良い、ぐらいの気持ちで始めたコンテンツ販売でしたが、意外にも初回で利益を出すことが出来て、私が作る物には私が思うよりずっと価値があるんだ、ということに気が付きました。
暫くして次の商品を出した際、再び沢山の方が手に取って下さり、そこから前回よりも沢山売る為にはどうすれば良いのか、を具体的に考えるようになりました。
負けず嫌いが役に立った
その時点では発売前に1度告知を打ってから発売、というスタイルを取っていたのですが、じゃあ発売前の告知が全く無かったら伸びるのか?を実際商品を作った際試してみたり、告知は今まで画像のみでやっていたけど動画にしてみたら伸びるんじゃないか?と試してみたり…。
最初は伸びたらいいなぐらいで深く考えていませんでしたが、商品を出していくうちにプライドが高かった私は、売れないと利益が出ない云々以前に、売れないものを作っていると思われたら恥ずかしい、という気持ちがどこかにあって、どうしたらこの商品を沢山売ることができるのかを、研究するようになりました。
負けず嫌いなんですよね、こいつこんなしょうもないものを作ってるって言われた時に、でもこの商品はこれぐらい売れているし話題にだってなってるけど?って言える自分でいたい。
本当お前は馬鹿だよな、って言われた時に、でも私はこれだけの人に買って貰えるほど凄いものを作っているんだぞ、と思いたい。
私の存在も、私の作っているものにも価値があることを証明したいから、それには数字を取ろう。
この精神は今でも健在で、売れるものを作りたいのはお金稼ぎをしたいからではなく、自分の価値を証明したいから、というかなり泥臭い理由なのです。
あまりこの言葉で説明するのが私は好きでは無いのですが、いわゆる承認欲求というやつなのでしょう。
タイトルにも使っていますが、何となくこの承認欲求って言葉に良いイメージが無いし、やっぱりコンテンツ販売をやっている界隈では、大きな声で言うわけにはいきません。
あまりいい理由では無いのだろう、と思っています。
なので若干後ろめたい気持ちがありつつ、でも結果は残せているし…と思いながらコンテンツ販売を続けていたところ、今回の配信をさせて頂き、私のスタンスに良いね!と言ってくださる方が沢山居て驚いたのです。
この気持ちも、この考えも、良いものだったのか。
大袈裟かもしれませんが、見ている世界が変わったような感覚でした。
ずっとこれは表に出しちゃいけない、と考えていたものを皆の前に出してみて肯定されるというのは、それぐらい大きなことなのです。
そのように、価値を感じてくださる方が居ると知ったので、今後このnoteでコンテンツ販売についての記事も沢山出していこうと思いました。
今回はこの辺で、また読みに来て下さると嬉しいです。