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”D会”でディレクター陣の価値観を浮き彫りに!

こんにちは。ビジネス開発部アカウントディレクターのparuruです。
今回は「認知バイアス」をテーマに”D会”(※)を開催したので、その様子をお伝えできればと思います!

D会とは?
ディレクターメンバーによるワークショップ、勉強会、情報共有会などの総称。

なぜD会で「認知バイアス」を取り上げるのか疑問に思う方もいるかもしれないので、まずテーマを「認知バイアス」にした背景からご説明します。

認知バイアスとは?
バイアスとは「偏り」「歪み」という意味で、ものごとをとらえるときの脳のクセ、傾向

参照:あなたの世界をガラリと変える 認知バイアスの教科書

ディレクター業務は、社内外の人たちとコミュニケーションを取ることが大部分を占めます。
そのため、ディレクターが強いバイアスを持っていると業務に支障が出る可能性があると考えました。

例えば、何か不具合が起こった際にディレクターが「一刻も早く、最優先で対応しなければ!」と思ったとしても、クライアントやビジネスパートナーは「そこまで優先度は高くないため、他の開発優先で進めてほしい」と思うかもしれません。

上記の例は、ディレクターが以下のようなバイアスを持っていると起こります。

  • 不具合=一刻も早く最優先で修正対応しなければならない

これは一例ですが、「なるべく円滑に業務を進められるようになりたい!」という思いから、D会のテーマを「認知バイアス」にしました。
今回はその一部を記事に書いていきます!


「認知バイアス」とは?

「認知バイアス」は、無意識の思考のクセや傾向を指します。
強さに個人差はありますが、だれもが「認知バイアス」を持っています。

つまり、私たちはいつもバイアスによって歪んだ世界を見ています。
これは私たちにとってプラスにもマイナスにも働くことがあります。

なぜ「認知バイアス」はあるの?時間&エネルギーの効率化のため。目の前で起こる1つ1つのことを考えるとき、「認知バイアス」があることで、一瞬ですばやい判断をすることが可能になる。脳を大量の情報から守るため。1からすべての情報を処理しても「認知バイアス」があることで、脳の負荷を抑えることが可能になる。
認知バイアスの重要性

テーマ

以下5つのテーマについて、バイアスを絡めて考えていきます。

1.理解できない相手が悪い?2.反省しない人には何を言っても意味がない?3.期待されるとやる気がでるもの?4.言うことを聞かない人が悪い?5.「イヤな人」は本当にイヤな人?
認知バイアスの5つのテーマ


まず5つのテーマに沿って様々な認知バイアスを紹介し、いかに自分たちがバイアスの影響を日頃から受けているかを認識した後に、バイアスに振り回されないためのワークを行いました!

バイアスに振り回されないためには?

互いのバイアスに振り回されないためには、互いに「大切にしていること(価値観)」を共有し合うことが有効です。

参照:「アンコンシャス・バイアス」マネジメント 最高のリーダーは自分を信じない

相手の言動の背景が分かれば、共感はできなくとも理解はできるはず!ということで、1人5分の制限を設けて「大切にしていること(=価値観)+そう考えるようになった出来事」をメンバー全員で共有し合いました。

Google Meetでディレクターが話し合っている写真
Google Meetでディレクターが全員集合した風景

普段から顔を合わせているメンバーではあるものの、どんな価値観を持っているかを改めて聞いたことはなかったので、相手のことを理解するいい機会になったと思っています!

これから一緒に働くかもしれない方が読んでも面白いと思うので、良ければみんなの価値観を見てみてください。

nerの価値観を紹介。内容は「“チームで仕事をしている意識を持って取り組むこと”仕事に集中しすぎてしまうと、自分の世界に入り込みすぎてしまい、着手している業務以外のことに全く意識が向かなくなることがありました。その結果、同じプロジェクトのメンバーが一人で悩みを抱えていることに気づくのが遅れ、チーム全体の進捗に影響を及ぼしてしまったことがあります。この経験から、自分の働き方が自己中心的だったことや、声をかけづらい雰囲気を出してしまったかもしれないと反省しました。そして、切羽詰まって視野が狭くなっていると感じたときこそ、一呼吸おいて周りを見渡し、状況を確認・把握することが大切だと学びました!自分だけでなく、チーム全体で仕事をしていることを常に意識するよう心掛けています。」
nerの価値観

cosmoの価値観を紹介。内容は「“みんなが楽しめる環境を作ること”仕事の場では、特に周りの人が、自分ではコントロールできない要因や理不尽な状況に嫌気を感じていることが多いと実感してきました。そんな中で、自分が「交通整理役」としてPJを調整し、みんながストレスなく仕事できる環境を作ると、周囲が活き活きと働けるようになり、「ありがとう」と褒めてもらえることに気づいたんです。それがきっかけで、エンジニアとしてではなく、「エンジニアが働きやすい環境を作る」という立場になりたいと思うようになりました。仕事以外でも、何かを「やりたい」と思ったときに周りを巻き込むことが多いです。その際、特定の人だけが楽しむのではなく、みんなが楽しめるように工夫することを意識してきました。振り返ると、これは昔から自然にやっていたことだなと思います。」
cosmoの価値観

toyocの価値観を紹介。内容は「“軽率な発言や考えで人を傷つけないこと”大学や前の会社にいたときに、自分が軽率に発した発言で関係がうまくいかなくなることが何度かありました。その経験から「人はそれぞれ考え方が異なるので、相手を尊重しながら最善の選択ができるようにしたい」と考えるようになりました。正解はないため、時には悩みすぎて気持ちが爆発しそうになることもあります。それでも、周囲の人達と一緒に良い結果にたどり着けたらいいなと考えています。もちろん完璧ではないので、発言を反省することも多々ありますが……それもまた成長の一環かもしれません!」
toyocの価値観

yamoの価値観を紹介。内容は「“何よりも経験が大事”学生時代から「誰もやりたがらなくて物事が決まらない」という状況が苦手でした。後悔するとわかっていても、誰もやらないなら自分がやると決めて動いていました。母からは「それがあなたの良いところでも悪いところでもある」と半分励まされつつ、自分で選んだことだと受け入れてきました。社会人になってからも、周囲が避ける仕事を引き受け、失敗を重ねながらも取り組んできました。その結果、他の人が経験しないようなことに挑戦でき、それが視野を広げるきっかけとなりました。そして、少しずつ信頼を得る場面が増え、自分自身の成長を実感しています。この積み重ねが、今の私を支える大きな糧となっています。」
yamoの価値観

paruruの価値観を紹介。内容は「“真面目になりすぎないこと”この価値観を大切にしようと思ったきっかけは2つあります。①中学時代に母に言われた「周囲の期待に応えようと思わなくても大丈夫」当時、学級委員長や生徒会活動をしていたが先生から「あなたならもっとやってくれる思っていた」と言われ、母に相談した際にかけてもらった言葉です。②高校時代に友人に言われた「(笑顔で)全然いいよ」普段から遅刻常習犯の友人から私が遅刻した際に言われた言葉。自分に厳しい人は他人にも厳しく、自分に優しい人は他人にも優しいと実感しました。①②のような出来事から「真面目」は場合によって自分や他人を追い込むので、あまり真面目にならないことが大切だと感じるようになりました。」
paruruの価値観

最後に

いかがでしたでしょうか?
自分と同じ価値観であれば、一緒に働きやすいかもしれませんし、違う価値観であれば、互いに刺激し合える関係になれるかもしれないですね!

ワークショップ参加メンバーからは以下のような意見がありました。

他人に対する不満は、相手に対して期待を抱いているからこそ生じるものです。
この「期待」とは、言い換えれば自分の中にある「こうあるべき」というバイアスに他なりません。そして、その「こうあるべき」から相手の行動や考えが外れたときに、不満を感じてしまうのです……。

しかし、この「こうあるべき」は、あくまで自分が勝手に作り上げた価値観にすぎません。そのため、自分の中のバイアスに気づき、それにとらわれないようにすれば、不満に振り回されることも少なくなるのではないかと思いました。

たしかに...…本当にその通りだと思いました!

と言いつつ、実際問題これはなかなか難しいので、できることからコツコツと「自分はバイアスをたくさん持っているんだ!」と自覚していくことから始めたいと思います。

今回はディレクター業務を円滑に進行できるようになりたいという思いが発端のD会でしたが、メンバーの価値観や経験談を聞いて「〇〇さんらしい」と思うことも多々あり、いい相互理解の場になったと感じています。

通常業務が忙しい中で、参加してくれたメンバーには本当に感謝です!
ディレクターはこれからも定期的にD会を開催し、業務の質や効率アップに努めていきます!

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