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AI×マッチングを推進する!データサイエンスチームが誕生しました👏

こんにちは!HR担当のmomoです。
Newbeesに2024年1月にデータサイエンスチーム(以下、DSチーム)が誕生しました👏
これからはデータサイエンスと機械学習をNewbeesの軸の1つとして、本格的に活用していきます。
そんなDSチームのこれまでの経緯から現在、そしてこれからどのように成長していくのかをDSチームに紹介していただきます!


なぜ今DSチームが必要なのか?

婚活マッチングサービスの本人確認作業の問題

私たちNewbeesが携わる恋活・婚活マッチングサービスは、ユーザーの安心・安全を担保するためにユーザー自身の本人確認を行なっています。
その本人確認作業で使用する身分証のマスキングや、目視確認の自動化が契機です。
ユーザーの本人確認書類は膨大な数におよびますが、これまでは専属スタッフが手動で確認作業を行っていました。これを効率化するために後述するOCR解析や画像解析の導入を検討することになったのが2020年です。この社内DXプロジェクトにより自動化を強力に推進できた私たちは、これまで以上にデータ活用の方向に舵をとることになります。

チーム化の必要性

ユーザーに満足してサービスを利用いただくために、社内ではDXプロジェクトと並行して、AI技術を活用したマッチングサービスを展開する期待感が高まってきました。
先ほど紹介した目視確認の自動化以外にも、不正ユーザー検知など解決したい課題があります。一方でこういった期待に応えるためには、現状では機械学習エンジニア(以下、MLエンジニア)が圧倒的に不足している状況です。また、この分野の技術の移り変わりの速さと専門性の高さを痛感し、専門の開発チームが必要であるという考えにいたりました。
そしてMLエンジニアとデータサイエンティストの採用を進め、ついに2024年からDSチームとしてスタートを切ることができました!
このチームによるプロジェクトが、NewbeesのPURPOSEである「テクノロジーで、しあわせを創り出す」を実現するためには欠かせないアクションであることを再認識しています。
さらにチーム強化を図り、「誰かをしあわせにし、不幸から遠ざける、社会に必要とされる技術を生み出す」ことを目的として、全社一丸で取り組んでいきます。

DSチームの活動

一緒に働くメンバー

DSチームはNewbeesのプロダクト開発部に所属し、構成メンバーは初期メンバーであるリーダーのyuyaさんを筆頭に、業務委託メンバーのtobyさんと私bunでスタートしました。2024年5月にジョインするメンバーはいますが、採用も引き続き強化中です。
そんなDSチームと一緒に連携する組織や部署は、以下のようになってます。

現状では大きく捉えると、3つの部署やチームと関係しています。
まず会社の方向性を決断し目標を設定するNewbeesの経営メンバーと、ビジネスパートナーがあります。
プロジェクトの入口と出口を担うビジネス開発部からは、目標を達成するための問題と課題を整理しタスク化と調整を行うアカウントディレクターや、サービスやプロダクトの品質を担保するQAエンジニア。
そして我々が所属するプロダクト開発部からは、データ準備やDSチームが開発した機能をプロダクトに組み込むバックエンド/インフラエンジニアと、アプリにMLモデルを組み込むiOS/Androidエンジニア。
このような様々なメンバーと協力してサービスのユーザー満足度を高められるようなDS・MLを活用した価値を提供していきます。

また、業務で直接関わるメンバー以外にも、趣味や地域などの共通点からやり取りするメンバーもいますし、定期的に人事総務部の皆さんからのサポートもあります。キャラクターを尊重しながら適度な距離感で接していただいています。

1日の過ごし方

私は前職では異業界で働いていたので、朝からオフィス出勤が当たり前の環境でした。Newbeesはそれよりも自由度が高い印象です。
さて、リーダーのyuyaさんはどのように過ごされているかというと……

なるほど、フレックスを活用して朝は少しゆっくりタイプですね。
yuyaさんはDSチームのリーダーを担っているので、チームミーティングではファシリテーションをしながらスケジュールや進捗を管理してくださいます。
メンバー間のやりとりやミーティングはリモートワークなのでSlackのチャットや通話、あるいはGoogle Meetを使ってコミュニケーションを取ります。
他部署や自部署のコミュニケーション以外にも、自身でも開発や検証に取り組まれていますね。

一方で私の1日は少し早めで始業が8:30で終業が18時頃の働き方です。
DSチームのミーティングはメンバー間の予定を考慮して昼頃に実施しています。
余談ですが、他チームメンバーでコアタイム以外に休憩で筋トレしたり用事を済ませるなど、それぞれの生活スタイルに合わせて自由度の高い働き方が可能なので、私も働きやすい環境だと実感しています。
フレックス制度などの働き方については、こちらの記事に詳細がのっていますので是非ご覧ください。

チームへのサポート

DSチームの作業の円滑化や、取り組みの推進のために会社から様々なサポートを受けています。
現在取り組んでいるプロジェクトに用いるアルゴリズムを検討する際に、英語の論文を多数参照する必要があります。そこで有料の英語翻訳ツールの利用を提案し、導入していただきました。その結果、英語論文を理解するスピードが格段に向上し、開発スケジュールを前倒しで進められています。
また、先日行われた「AI博覧会 Spring 2024」への聴講参加もメンバーの提案により実現しました。社内業務改善やサービス向上の視点で各々が興味を持って参加し、講演聴講による最先端情報の収集や、展示会で企業の皆さんとのディスカッションをしました。

AI博覧会で知識を深めるメンバー

DSチームは立ち上げたばかりで制度や取り組みを模索中ですが、何があると良くなるのかをチームでも話し合い明確にして提案することで、スピード感のあるサポートを得られています。

これまでの画像解析とML開発の事例

DSチームの礎となる時代から、yuyaさんが取り組んできたマッチングサービスに関する画像解析やML領域の研究開発についてご紹介いたします。

1.顔写真写り判定機能
ユーザーへプロフィール写真の写りを改善するよう促す機能です。
顔がはっきり分からないような写真だと他ユーザーからあまり良い反応が貰えない可能性があるため、この機能を開発しました。
ユーザーにストレスなく使ってもらうために、スマホアプリ上で安定して動作するMLモデルの開発や画像処理機能を実装しました。

2.本人確認書類の画像解析システム
マッチングサービスの年齢確認フローの、不正ユーザーの検知や管理側の確認作業の負担軽減を目的とした機能です。
ユーザーから提供された本人確認書類画像からの情報抽出や、個人情報の自動マスキング機能、不正検知のための同一画像検知機能を開発しました。

DSチームが目指すこと

bun
最後にDSチームの未来志向についてお話したいと思います。ここからはCTOのnogさんと、DSチームのリーダーであるyuyaさんにも参加していただき、対談形式でお送りしたいと思います!
本日はよろしくお願いします。まずはお2人のDSチームに対する想いをお聞かせください。DSチームはNewbeesで何を成し遂げる存在なのでしょうか?

nog
DSチームのミッションには大きく2つあります。1つはサービスに寄り添った課題解決を目的としたAI関連のプロダクト開発です。2つ目はデータ分析による新たな課題の発見です。
これまで業務では感覚的な課題設定や判断があることで「何のために取り組んでいるのだろう?」という目的迷子や納得感が得られにくいなどの問題を感じていました。それを解決するために、データに基づいた定量的な判断をする文化や仕組みを醸成して、より正確な意思決定をできるようにしていきたいです。その取り組みのなかで新しいビジネス課題も発見していきたいですね。

bun
なるほど、ありがとうございます。DSチームのミッションは、あらかじめ決められた仕様通りに開発するだけではなく、ビジネス課題を解決するために適切なプロダクトやアプローチを検討するということですね。さらに納得感のある課題設定をすることは目標が明確になってモチベーションが高まりますね。
ミッションを実現するために、チームをどのように推進されたいですか?

yuya
実現のためにはやはりメンバーの存在は必要不可欠です。メンバー自身の成長を促進して、よりよい課題解決方法を常に模索していきたいと考えています。
成長の環境としては、現時点では毎日の昼会や論文輪読会、学会への参加があります。昼会では進捗報告やディスカッションを行っています。
ML開発は技術選定や実験の工程で様々な選択肢が考えられるため、複数の視点をもって開発を進めることでより良い方向に進められることが多いです。
論文輪読会では、各々の関心のある技術論文を紹介し合うことでMLエンジニアとしてスキルアップを図ります。学会などへ参加することで技術の情報収集や他の組織の取り組みなど学ぶことが出来ています。
まだ検討中ですが、Kaggleなどのコンペ参加やそれぞれのレベルや興味に合わせた勉強会の開催などにも取り組みたいですね。

bun
メンバーの成長を応援する体制を整えているということですね。私もやりたいことは積極的に声をあげて反映してもらっているので、実感しています。
「メンバーの成長」というのが1つキーになりそうですが、どのようなマインドやスキルをお持ちの方にジョインしていただきたいですか?

yuya
その前に、チームに必要なスキルを挙げさせてください。チームとして技術選定能力や分析能力などの種々の課題解決スキルが必要になります。
技術選定能力について、MLエンジニアはモデル構築やアルゴリズム開発のスキルも重要ですが、コストパフォーマンスを考慮できることもそれと同等以上に重要となってきます。また、モデル開発時にはビジネス課題を的確に判断しそれを落とし込んだ評価指標が必須となってきます。
そのため今の課題をどのように分析して定量化していくのか、という実践的なデータ分析のスキルが必要です。

nog
他にもインフラ全般の基礎知識も必要になります。
開発するプロダクトによっては、DSチームがインフラ周りも開発することがあるのでCloudサービスの知識やサーバーの知識も求められます。特にモデルのデプロイやモニタリング、MLOpsなどML領域の経験がある方にジョインしてもらえるととてもありがたいなと感じています。

yuya
個人としてこれらすべてのスキルを高く持つことは必須ではありませんが、これらのスキルを伸ばしたいという成長意欲の高い方にジョインしていただけると嬉しいです。特にAI業界は変化が激しいので技術のキャッチアップや自身のキャリアに必要となるスキルの習得に対して意欲的であるとチームへの波及効果もあるので心強いです。

nog
さらに加えるならば、課題を分析するために他部署とも連携することになるので、他部署のメンバーに巻き込み開発を促進していく積極性があるといいですね。

bun
スキルも重要ですが、ご自身だけでなく周りも巻き込んで成長したいというマインドのある方にジョインしていただきたいということですね。熱いメンバーが増えそうです。
おそらく成長の定義は様々で、プログラミングやアルゴリズム理解のような技術的な面とビジネスやシステムを俯瞰して判断する知性的な面があるように思います。これ以外も含めたあらゆる成長方向に対してチャレンジする環境を整備していきたいですね。
そんな方がジョインしたいと思ってもらえるDSチームの魅力は、どんなことがあるとお考えですか?

yuya
DSチームの魅力は、まずユーザー数が多いサービスのAIプロジェクト開発に携われる点です。弊社が開発しているマッチングサービスは利用者が国内でも上位で様々なデータが集まっています。そのため実践的な分析が可能なので、データサイエンティストとしてもMLエンジニアとしても成長できると思います。
また、チームは意見交流が盛んでメンバー個々の考えを取り入れてチームの方向性を決定しています。個人の裁量も大きく自分で考え工夫して仕事をしていきたいという方には、適した環境かと思います。もし困ったりわからないことがあった場合には、昼会やSlackの通話などで相談ごとを共有したり一緒に解決案を考えたり取り組んでいます。
他にも、bunさんが魅力と感じている点は何かありますか?

毎日実施される昼会で意見交換を実施

bun
そうですね、私がジョインした理由の1つで、魅力だと思ったのが、誕生したばかりのDSチームの成長に貢献して、自分も成長できると考えた点です。
すでに組織として確立されているチームと比べると、整備できていないこともあるかもしれませんが、だからこそユーザーや会社、メンバーにプラスになることであればチャレンジできる環境だと思います
自分のキャリアビジョンを考えたときに、このような機会は貴重ですし、たくさん失敗して経験積んで成長したいと思いました。
あとは部署やチーム内外を問わずコミュニケーションが活発なところも魅力です。

まだ私はチーム外のメンバーと業務上絡むことは少ないですが、他プロジェクトのSlackを見て思いました。
私に対してもHRとの定期面談が組まれていたり、プロジェクトチャンネルやtimes(※)などの私からの発信に対して、コメントやリアクションを貰えたりと、皆さんからの温かいWelcome感がありました!前職までとのカルチャーの違いに、最初はちょっと勇気が必要でしたけどね……(笑)
一緒に仕事するメンバーって大事ですよね。

※timesとは?
日報や分報、時報など日常のつぶやきをするSlackチャンネルのことです。
Newbeesでは、その日の出来事や自分が気になるニュースなど、好きに共有を行うオープンチャンネルを個人ごとに持っています。

ここまで「成長」とか「裁量」というワードが多いので、具体的な方向性が気になるのですが、チームはこれからどんなテーマに取り組んでいくのでしょうか?

nog
まずは質の高いマッチングをお届けできることを目指したパーソナルレコメンデーションシステムの開発です。従来のアルゴリズムをより改善して満足度の高いサービス提供に努めます。
そして不正ユーザー検知システムも検討しています。不正ユーザーを適切に検知し、ブロックすることで真剣にサービスを利用されるユーザーの皆様に安心、安全なサービスを提供する仕組みを作っていきたいです。

bun
マッチングサービスの伸び代はまだまだありますね。より一層ユーザーの皆様に向き合える施策に取り組んでいきたいですね。たくさんの想いを語っていただき、ありがとうございました。
それでは最後に、DSチームに興味をもっていただいた方に向けてメッセージをお願いします。

yuya
立ち上げたばかりのチームですので、1人1人の意見が尊重されやすく、裁量が大きく仕事ができます。
toCサービスのAI開発をしていきたい方、創意工夫が好きな方、ビジネス課題の解決にチャレンジしていきたい方、私たちと一緒に事業成長を推進してくれる方からのご応募をお待ちしております!

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