子供にコンビニ弁当は「悪」なのか。
先日ご近所ママ達と話していた時のこと。
話題はお弁当作りの苦労話に。
「小学校が夏休みの間、ルームのお弁当作り
本当キツかったね」
「スーパーのお惣菜を詰めてた…」
「丼モノ買って、お弁当箱に詰め替えてた…」
なんて皆でこぼしていたところ、
とあるママが厳かに口を開きました。
「うちは、ルームのお弁当注文してたわ」
異なる学区にお住まいで、違うルームをご利用中。
えっ。ルームで注文できるの!?
民間が運営するそのルームでは、
400円で幕の内弁当を注文できるそう。
私は深く考えながら家路につきました。
我が子が利用するルームの案内にはこうあります。
☑️ 手作りのお弁当を持たせて下さい。
(コンビニ弁当不可)
お弁当を販売するルームがある中で、
なぜ頑なに手作り推しなのかしら。
理由をルームに確認したところ、こんな回答が。
食育の観点から、
親子でお弁当の内容を考えたり
準備の過程を一緒に楽しんでほしい。
私は問いたいのですが、
この崇高な理念に基づいたお弁当作りを
実践するご家庭が一体どれだけあるのでしょう。
✋手作り → 食育
🏪コンビニ → 食育に繋がらない
というバイアスは危険です。
手作り信仰は、親達をジワジワと追い詰めます。
手作りのお弁当は、そりゃ素晴らしい。
でも作れない時だってある。人間だもの。
💡 できる人はやる。
💡 できる時はやる。
💡 できない時は、外注する。
…じゃダメでしょうか。
基本、働くために預ける訳です。
そのためには手作り弁当が必須ということは、
ただでさえ労働があるところへ、
更に労働を追加するということ。
何かを省くなり効率化しないと、
家事育児時間は増える一方ですよね。
これは、就業の有無に関わらずです。
専業主婦なら手作りできるでしょう、
と思うのは大きな勘違い。
できない時は、コンビニでもスーパーでもいい。
プロが作った美味しいものを選んで
子供たちと一緒に「美味しいね」と頬張れば
楽しく美味しい食育、一丁上がり!
手を抜くところは堂々と手を抜く、
そしてそれは正しい選択なのだと
子供たちに教えることも大切だと思うのです。