自営業(家族経営)への道
これから増えるだろう自営業(家族との絆)
夫が自営業になって早17年目ぐらいになるだろうか?家族一丸になって仕事をしています。
自営業とは聞こえはいいが本当に好きな事ではないと苦痛を伴うと同時に家族を失う恐れがあります。
自営とは字のごとく、『自分で営む』と言うこと。自らの力でお金を生み出すと言うとです。中途半端な考えでは続きません。
私の経験ではありますが、これから増えるだろう家族経営に対してのヒントと沢山の経営者を見てきた私からの視点を綴りたいと思います。
夫は料理人兼経営者です。
和食料理人として日々働いています。私は表で接客業としてお客様の対応をしています。私は以前の記事にも書きましたが接客業はかれこれ15年以上経験しており自分のやりがいでもあります。夫も同じく料理が好きでこの仕事に就き今も第一線で頑張っています。
コロナの影響で売り上げは落ちていますが、それでも昔ながらの常連さんや来てくれるお客様に支えられ、大変な事態にはなっておらず、お客さんの想いに日々感謝をし毎日過ごしています。
仕事は夜の為子供達には寂しい思いをさせていますが私達は3世代暮らす大家族なので夜はおばあちゃんが子供達を見てくれています。
環境も良いこともあり子供達はグレたりする事なくのびのびと育っています。おばあちゃんの協力はとてもありがたいです。理解力があるおばあちゃんに毎日感謝の思いで一杯です(*^▽^*)
この環境作り、なかなか現代では考えられませんが同居です。同居と言えば嫌がる方がほとんどだと思いますが、同居をすることにより自分目線では無く子供目線でいい影響が得られると感じました。
また、おばあちゃんにとっても元気の源になるのだと感じています。同居してかれこれ13年ぐらい経ちます。
コロナになり、自分は間違った道に進んでなかったんだと改めて思いました
同居とは血が繋がっていなくても大切な人と側にいて一緒に暮らす事も同居だと言えます。
同居とは他人との暮らしの一歩でした。
意見の違い生きかたの違い・年齢の違い色々な違いに悩みました。沢山泣きました友達の比べる事もありました。その頃の私はまだ幼く自由に自分たちの暮らしがしている友達の事が羨ましかったのです。
家族経営も同じです。夫の方向性・私個人の意見に・従業員の意見・・・色々な問題が発生します。でも、ここで重要なのは誰が主なのかです。
経営は夫が主です。
夫のやりたい方向性を理解し、それを支えてあげるのが家族経営の難しさです。お客さんによく質問されるのですが『よく家族一緒に働けるよね!』と言われます。知り合いにも家族経営して家族がギクシャクした話や離婚した話を幾つか聞いていたからです。確かに気持ちは分かります。家族だから許せない事もあるでしょうし、ぶつかった時の衝撃は会社とは違いすごい破壊力があります。
ただ、私はいつもこう言います。『夫の言っている言葉を一度飲み込んで、頭で理解して、そして行動に移していると』ただこれを繰り返しているのです。
一番必要なのはお客さんの事だけです。お客さんの為に私は動いているのです。
夫は主です。当たり前ですがお客さんの為に一番に考えています。そうしなければお店は持ちません。その考えが間違っていた時は私も意見します。
ケンカは自分の気持ちを通したい時に起こります。
お客さんの為に尽くす事以外、自分の意見を通す事は私の中ではあまり必要ありません。
ただひたすらお客さんの為。ただそれだけに全力で接客したい。接客業とはお客さんの為に尽くす事。お客さんの笑顔が嬉しいのです。
コロナの前までは、お客様は神様ではないと言っていた人が居た。
私にはどうでもよい話だか、お客さんは大好きだった。人が喜ぶ姿が単純に好きなのです。
夫との関係性は仕事では必要ないです。仕事は仕事。家庭は家庭。夫は経営者で私は従業員。
仕事場に家庭を持ち込んではいけないのです。夫に恥をかかせてはいけないのです。夫を立てることでお店やお店の雰囲気が良くなります。
切り替えは大切です。家庭でも同じ事です。夫に恥をかかせ馬鹿にすることは夫の気を奪います。やる気・元気・気力までです。なので、必要のないことは捨てます。
いいことばかり書いているけど、自我を捨てるとはかなりの修行だと思います。私は17年頑張っていますので続けられますが、かなりのコツが必要です・・・(^_^;
継続は力なりとは本当に存在します。力になります。言葉の力は絶大です。
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