嫌いな人

 嫌いなタイプの人。詮索する人、しつこい人、恩着せがましい人。

 詮索する人は、いちいちくだらないことでも聞いてくる。プライベートで会ってしまったときは、次の日に何をしていたのか根掘り葉掘り聞いてくるから厄介だ。

 断ったら断ったで、駄々をこねるか脅しにかかる。言ったとすれば、それを他人に言いふらす。だから、関わるとろくなことがない。

 この手のタイプは無視した方がいい。しつこいようなら、警察に相談することも考えよう。


 しつこい人は、人の気持ちがわからないのだろうか?

 自分が知っていることでもあえて聞いてくるし、構ってもらえないと、私情混じりのくだらない感情論をふりかざす。

 相手が、嫌だ! と意思表示をしたとしても、それをはばかることなく持論を押し付けてくる。酷い場合は暴力もふるってくるので、ある種の狂気を帯びている。

 血の繋がりがあろうが無かろうが、結局は「ヒト」は「ヒト」、「自分」は「自分」でしかない。それゆえに性格や能力、ものの見方が違ってくる。赤の他人であればなおさらだ。

 この性格は、良い方向に向けば人の為になるが、悪い方向に向けば、メンヘラかストーカーとなる諸刃の剣。何かあったときは、その狂気を誰かに向けないように、はけ口を探さなければいけない。


 恩着せがましい人は、どうも小さい。

 確かに恩も大事ではあるが、それを返せる能力がない人間に対しても強要してくる。そのため、目下の人間から見ると、大きく見えてしまう。

 だが、実際はそうでもない。

 そもそも、恩を返せと声高に言っている時点で、自分のことだけで精一杯なところを垣間見ることができる。本人にそれを指摘すると、火山のごとく怒りが爆発するから、図星であることは確かだ。

 このような人は、いい加減に自分の器の大きさを認めて生きた方がいい。でなければ、自分が期待している「恩」を「仇」で返されることになる。

 

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