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new education LittleTree コラム

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私たちは今、新しい時代を迎えています。 その時代を生きる私たちの人生とは頂上ののない成長の山を登るようなもの。   子どもも大人も楽しみながら、外側も内側も成長していく新しい教育…
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2018年3月の記事一覧

“子育て”というダンス

“子育て”というダンス

先日、家庭菜園とビオトープ(生物が住みやすい環境)を自宅の庭に作った友人の話から気づきがありました。

その友人は、最初マニュアル本を見ながら家庭菜園やビオトープを作っていたそうですが、途中から見なくなったとのことでした。それは、失敗したり、試行錯誤したりしながらの方が“楽しい”と気づいたのだそうです。失敗するからこその気づきがあり、その発見を楽しんでいるという様子でした。

そしてこれは、“子育

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忙しい中でのゆとり

忙しい中でのゆとり

ある映画で、日常によくある母と子のやり取りが生む、葛藤を描いていました。

その家庭は、母親が生活に追われているようで、心にも余裕がない様子でした。子どもが何か話をしていても、用事をしながら顔も見ずに返事をし、子どもが母親に聞いてほしい事がある時も「忙しいから後にして」という状態でした。

ある日、子どものフラストレーションが爆発。

テーブルに乗ったり、物を投げたり、大暴れしている子どもに、母親

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安心の場

安心の場

これから保育園・幼稚園で新しい生活が始まる人もいるのではないでしょうか。
4月に徐々に園生活に慣らして行き、5月のゴールデンウィーク明けには、慣れて来た子どももいれば、なかなか慣れずに毎朝泣きながら親と離れる…という子もいる、そんな子どもひとりひとりのペースが見えてきます。

毎朝泣いても親と離れた後はすぐに泣き止んで遊び始める、というケースが多く、“毎朝泣く”ことが、心を切り替える為の“儀式”に

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誰として育てるか?

誰として育てるか?

以前、ユニバーサルエンターテイメントという視覚・聴覚障がいを持つ方でも楽しめる舞台のお手伝いをしました。

そこで、こんなことがありました。

キッズスペースに、親が障がいを持っている子ども達が来ていました。

その遊びに来た子ども達には聴覚障がいはありませんでしたが、3〜4歳でも手話でコミュニケーションを取り、言語と一緒に手話も習得している様子で、子どもの能力の高さを感じました。

ひとりの女の

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“叱る”から伝わる“愛”

“叱る”から伝わる“愛”

「うちの子が幼稚園で一気に3人の友だちを叩いて泣かしてしまって、

迎えに行ったとき丁度先生に叱られている時だった。

先生にも反抗的な態度で、先が思いやられる。」

先日こんな話を聞きました。

具体的に何があったのかはわかりませんが、きっと叩く理由が本人なりにあったのでしょう。

言葉で上手に自分の思いを表現できないと、叩いたり、噛み付いたりして表現することがあります。

そして、そのような子

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