【就活生向け】あなたはどっち?就活成功の秘訣をタイプごとに心理学を用いて伝授!
就活市場はここ数年で大きく変わりました。変わりすぎて先輩から教えてもらう就活必勝法はあてにならないのでは…というくらいです。
もはやどの企業もインターンシップを当たり前に開催し、学生にとってインターンシップ経由で内定をもらうことは就職活動の王道パターンです。
そのほか逆求人など企業からオファーをもらうオファー型就活、先輩や友人内定者との繋がりから優遇が受けられる内定者リファーラル就活など、さまざまな就活の仕方が存在しています。今後も毎年新たな就活の仕方が出てくるでしょう。
・就職活動ってなにすればいいの?
・就職活動、どうすればいいかわからない…
・自分にあった就職活動がしたい!
今回そんな就活生向けに就活成功の秘訣と題した記事を執筆します。やや大げさかもしれませんが、意識するだけでチャンスはきっと広がるはずです。(就活の成功の定義は人それぞれかと思いますので、そこについては触れずにいきます。)
自分のタイプを知ろう
まずは自分のタイプを把握しましょう。たったひとつの質問で、あなたのタイプはわかります。
あなたは高学歴ですか?あるいは、あっと驚く肩書を持っていますか?
YESの方:ハードタイプです。ハードタイプの方へ をお読みください。
NOの方:ソフトタイプです。ソフトタイプの方へ をお読みください。
ハードとソフトってなに?
ハード、ソフトは使われる機会の多いビジネス用語です。ハードとは建物、機械、機器、道具などの有形のものを言います。これに対してソフトとは人材教育や意識、情報などの無形のものを言います。
ここでいうハードタイプとは、学歴や肩書などが優れており、いわゆる「目に見える形で魅力を持っている」タイプの人を指します。
ソフトタイプとは、目に見える形で魅力を持ってはいないものの、人当たりが良かったり、努力が出来るなど、いわゆる「話すと伝わる」タイプの人を指します。
ハードタイプの方へ:ハロー効果を使おう
あなたは「目に見える形で魅力を持っている」人です。つまり、会わなくてもあなたの魅力は一定伝わるのです。これは認知バイアスの1つである、ハロー効果が作用しています。
ハロー効果とは、ある対象を評価をする時に顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のことを言います。例えば、肩書や学歴、年収や身長、外見などのある一つの特徴から、無意識のうちに相手の評価を高めてしまう効果があります。
ハードタイプの方は、積極的にその魅力を使いましょう。
どのように使うか
ハードタイプはオンラインを積極的に利用しましょう。
マイナビやリクナビを代表するナビサイトを経由してエントリーを行い、希望する企業にエントリーシート(ES)を出してみましょう。そのエントリーシートに必ず自身の強みとなる肩書を記載してみてください。
また、高学歴の方は外資就活ドットコムのような特化型のサービスもおすすめです。運営会社のHPで事業概要を見てみると、高学歴の学生が集まったサイトであることを訴求しています。つまり、掲載されている企業は高学歴の学生を欲しがっているということが推測されます。
オファー型のサービスも良いでしょう。OfferBox(オファーボックス)が有名ですね。
その他どんなサービスやオンライン/オフラインでも、ある程度ハードは有効活用出来ます。「会わなくても」魅力は一定伝わりますが、会っても基本的には不利にならないでしょう。むしろソフトにも魅力があれば、鬼に金棒です。
注意点
ハードタイプの方は、基本就活において一歩リードしていることは自明でしょう。しかし、だからこそ注意も必要です。
・なんでも上手くいくだろうと高を括らない
・謙虚に、謙虚に、謙虚に
あくまでも魅力が伝わりやすいだけで、必ず受かるとは限りません。また、ハードだけで内定までもらえる会社はほぼ皆無でしょう。自身のソフトを鍛えることも忘れずに。
また、ポジティブなハロー効果もあれば、ネガティブなハロー効果も存在します。
ソフトタイプに比べて、ほんのちょっとしたことで「生意気だ」「態度がでかい」と思われることもあります。だからこそ、謙虚でいることを特に意識しましょう。会ったらうちに合わない…と思われないように自己鍛錬を!
ソフトタイプの方へ:ゲインロス効果を使おう
多くの人がこのソフトタイプに当てはまるかと思います。
あなたは「話すと伝わる」人です。ナビなどオンラインの活動ではなく、会って直接話すなどオフラインで勝負をしましょう。
ソフトタイプの方は、ゲインロス効果を有効活用すると良いでしょう。
ゲインロス効果とは、最初の印象を下げて後の印象を上げると、評価が「より」上がる、という心理効果のことを言います。ヤンキーが電車でおばあさんに席を譲っていたら、普通の人が同じ行動をしているよりも評価が高まる、といったようなものです。
就活では、わざわざ印象を下げる必要はありませんが、自分を大きく見せすぎず等身大のまま臨み、直接会って話して自分を評価してもらいましょう。
どのように使うか
先述の通り、ナビサイトを積極的に利用することはおすすめしません。自分をアピール出来ないからです。自分を伝えるためには、直接会って/話して伝えましょう。
自分をどうやって伝えていいかわからない方は、まずはエージェントに登録してみましょう。エージェントといえば転職で利用するのが一般的でしたが、今は新卒でもエージェントが存在します。大手のマイナビやリクナビはもちろん、ベンチャー志望の方はGoodfindなどもおすすめです。
直接会う/話せるサービスを使うこともおすすめです。Goodfindやサポーターズではさまざまな企業がセミナーやインターンの募集を行っています。最初から会える/参加できるセミナー等を見つけて積極的に企業に訪問し、社員や人事に会いましょう。
最近は、Matcher(マッチャー)などといったOB訪問支援サービスも出ましたね。こちらを利用して社員と会うこともおすすめです。
オファー型のサービスも使い方によっては有効活用が可能です。自分のソフトを丁寧に記入してオファーを待ちましょう。熱心な人事がいる会社はプロフィールを見て、オファーしてくれます。
注意点
・メラビアンの法則を意識しよう
・等身大の自分らしさを
メラビアンの法則とは、人物の第一印象は初めて会った時の3〜5秒で決まり、またその情報のほとんどを「視覚情報」から得ていると言う概念です。
初対面の人物を認識する割合は、「見た目/表情/しぐさ/視線等」の視覚情報が55% 、「声の質/話す速さ/声の大きさ/口調等」の聴覚情報が38%、「言葉そのものの意味/話の内容等。」の言語情報が7%と言われています。
セミナーや面談など、話せる時間は制限されています。変なロスはしないよう気を付けましょう。
また、自分を大きく見せる必要はありません。肩書で勝負するのではなく、自分らしさを伝え、それが正しく伝わることを意識しましょう。ポイントは「伝える」ではなく「伝わる」ことです。伝えられた、ではなく伝わったかどうかが大事です。
まとめ:自分の特徴が最大化されるチャネルを選べ!
自分の特徴に合わせたチャネル(経路)を選ぶことが大事です。就活は営業だ!とも言いますが、同時にマーケティングです。
自分をどう売り込むか:営業
自分をどこから売り込むか:マーケティング
このマーケティングを意識した就職活動が出来るといいよね、という話でした。
今回はハードタイプとソフトタイプと2つのタイプ分けして就職活動の方法を示してみました。
やや表現が過激だったり、その通りではないものもありますが、この記事が自分に合わせた就職活動方法を見つけて、みなさんが自分の掲げた目的に近づく一助になれば幸いです。