3・4 双葉町の避難指示が一部解除!
東京電力福島第一原発が立地する双葉町。双葉郡の中で唯一、避難指示が解除されていない自治体でした。
その双葉町が本日3月4日、9年ぶりにようやく避難指示が解除されました。それまでは、自分のふるさとでも許可証がなければ入れない状態だったのです。双葉町にとって、復興の第一歩が今日なのです。
<双葉町>
・原発事故当時、町民は約7100人
・約4割がいまも県外で避難生活を送る。
・解除は駅周辺や線路、道路などで、住民の帰還は伴わない。
・解除されたのは町域の約5%
・優先的に除染する特定復興再生区域(復興拠点)の双葉駅西側に、災害公営住宅や商業施設などを整備し、22年春から住民の帰還を受け入れる。
・2022年春以降に帰還困難区域内の宅地の解除の予定
(参考:3月4日読売新聞)
今後双葉町以外にも、5日に大野駅周辺(大熊町)、10日に夜ノ森駅(富岡町)周辺が解除され、14日には常磐線が全線で再開されます!
今日は双葉町の避難指示が解除されたという、双葉郡にとっても歴史的な日です。しかしながら、この解除については、Yahoo!ニューストップにも掲載されていませんでした。新型コロナウイルスが最重要課題だと思うのですが、人々のふくしまへの関心は、年々薄れていっているのを感じます。
しかし、今もなおふるさとを離れて暮らす人たちがたくさんいます。そのような人たちに思いをはせる日にしたいと思います。