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子どもの頃のお話。

なんとなく、思い出す子どもの頃のこと。
半分は思い込みみたいなものだったりするのかな。

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赤ちゃんと触れていると、自分が小さい時のことを思い出す時がある。


その時の光景、匂い、感覚。


私は小学校に入るまでは、元気だったけど少し変わった子どもで、
空想が周りの子と比べると多かったらしい。


一人で何もないところに向かって話したりと、一人遊びも良くしていたみたいだけど
人が好きで、人見知りしなく物怖じしない、活発なところもあったと親は言う。


小さい子によくある傾向かもしれないけど、何となく夢と現実の間で生きているような、夢見がちな女の子だった。


親も周りの大人たちもそういう自分の特性を見守ってくれたとは思うけど、
小学校に上がると、色々ルールやルーティンの中で集団生活しないといけなくなる。それがとてもストレスだったのか、7歳になってすぐ、てんかんみたいな症状で倒れることが何回か続いたそうです。


ちょうどその時、母親が流産をして家で寝たきりになり、小学校一年生ながら毎朝自分のご飯は自分で作って学校に行っていたみたいだから、色々なストレスとか不安とか疲れがあったんだと思う。
(と言っても、前の晩のご飯とお味噌汁を温めて、卵を自分で好きなように焼くくらいですが。その頃、NHKで子ども向けの料理番組をやっていてそれに影響されたのもあって、卵を毎朝料理するのは楽しかったのは覚えています。)


病院にも行ったそうだけど特に異常は見つからず。でも、大きめの発作が起きて救急車で運ばれます。そのまま1週間検査入院をしました。


発作や入院自体の詳しい経緯は覚えていないのですが、でも、大人になった今だからあの頃の自分を振り返ると、病院の感じや情景を、思い出すことができます。


病室に一人だったこと。
図書室があって、そこで本を借りるのが大好きだったこと。
お母さんがそばにいてくれたこと。


そして、発作の後ぐったり寝ている時。
全身麻酔で検査をした時。


私は、『普通になりたい』と神様にお願いしたような気がするのです。


空想か現実かわからない時があること。
ちょっとクラスで浮いていること。
友達がうまくできないこと。
先生が自分には優しくないこと。

お母さんが病気なこと。
家に宗教があること。
何だか、少し他の人とは違うような気がすること。
そのことに後ろめたさを感じること。


7歳でも、たくさんの悩みがあったようです。
それを全て、大丈夫にして、
そして、『普通に』友達ができて、『普通に』人と繋がれて
ひとりぼっちにならないでいいように、
とにかく『普通に』してくださいとお願いした気がするのです。


結局何も見つからず退院。
それから発作は起きていません。
私はこの時から、祈りの力を信じるようになったと思います。


もう30年近く昔のことを思い出して、
これはもしかしたら大人のこじつけなのかもしれないとも思う。
でも、自分が感じることはちゃんと認めてあげたいし
少なくても、真実の1つにはしたいと思う。


そして、子どもを育てている今、
もしこの子が自分と同じような特性を持っていたら。

もちろん、伸ばしつつストレスがかからないように適度に配慮したいし
(配慮という名のコントロールにならないように!)
それでも人と繋がれることも、その方法も、教えていきたいと思う。

We never stay as a kid forever, but it doesn't mean we must get rid of our wonder child from our heart.



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東京在住ワーママReiwan
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