『影の車:潜在光景』(松本清張)を読む
子供の頃、母親に会いに来る男が汚らしく見え、憎くなり、海釣りの際に突き落としてしまった過去のある「私」。大人になって偶然再会した幼馴染みと恋に落ちる。未亡人となっていた彼女の家に遊びに行くたびに、彼女の子供の目線が気になるようになった。
過去のトラウマは、なかなか記憶からなくならない。実は私に口外できないがある。あ、犯罪ではありません。思い出したくないような過去が、たまに夢の中に出てくる。びっくりして起きる。何度か夢に出てくるものだから、最近では「またか」と慣れてきているが