GO THE CREATER

Hello, my brother.

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マガジン

  • バングラデシュLIFE

    バングラデシュでの激動の2年間。 青年は異文化に触れて、何を感じて思ったのか。

  • BAM

    Brother from Another Mother 在日外国人を題材に焦点を当てた取材をしています。 彼らは、何を想い日本に住んでいるのか。 彼らから見る文化や考え方の違いに迫る。 instagram https://www.instagram.com/bam.japan/

  • THE NEVER SURRENDERS

    文化/歴史/宗教/ジェンダー/教育/海外などについて書いていきます。

  • 井の中の蛙、大海を知る。

    教師を目指した学生時代。 旅で出逢う人を通じて、成長していく青臭い青年の物語。

最近の記事

  • 固定された記事

We are different, But we are the same.

海外に出る度に、文化の違いに気付かされる。 ふと海外で撮ってきた写真を見返していると、異国の人や文化が映っていた。 当時、日本にはないものを記録に残していこうと、日本と海外のギャップを伝えようとしてシャッターを切っていた。 学生時代からコロナ前までの10年間、毎年海外に行っていたのは日本にはない「何か」を感じたくて行っていたと思う。 大陸と島島国である日本は、大昔から中国をはじめ色々な国の文化が入ってきては、うまく取り入れて文化を形成してきた。さらに明治維新以降は、先進

    • わたしは、すきです。

      「日本人、ベトナム人のこと好きじゃないから。」 日本人の友達いないの?という質問に対してのベトナム人女性店員の答えだ。そんなことはないよと言いながらも、テレビの報道や日本人から向けられる周りの目や実際に投げかけられてきた言葉を受けて、彼女はそんな言葉を発したんだろうと思った。 確かにテレビをつければ、ベトナム人関連の事件をよく見かける。 外国人技能実習生の受け入れを広げてから、確かに街でベトナム人をよく見かけるようになった。しかし、彼らは初めから問題を起こすために日本に来た

      • あなたから見える世界は、どんな世界?

        東京の至る街でインド料理屋を見かける。 大きい街だけでなく、こんな所に?という地域にもあるから驚きだ。 ということで少しググってみると、東京ではスタバの数よりもインド料理屋の数が多いという事が分かった。私の住む街にもインド料理屋が5軒もある。そんなに需要があるのか?と思う程だ。 周知の事実かもしれないが、街でよく見かけるインド料理屋のコックさんのほとんどがネパール人もしくはバングラデシュ人が圧倒的に多い。お店の人話を聞いていると、看板にインド料理の文字を入れないと日本人が

        • ベトナム入国(観光目的)必要書類 2022.3.25

          2020年3月20日 9時半発のハノイ行きに乗るために、午前7時半に成田空港に到着。 チェックインカウンターの列で、事前に用意した書類の確認を入念に行っていた。 1.PCR検査の結果(出国72時間前) ここで注意しなくてはいけないことは、検査方法が鼻咽頭ぬぐい液方式ということだ。 最初、都民無料の新宿にある木下グループの検査場で唾液による検査したが、出発前日に再度在日ベトナム大使館のHPを確認すると、鼻咽頭ぬぐい液方式と記載があった。 私が間違えに気付いた土曜日の15時

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        記事

          技能実習生として日本で生きる

          何でも搾りたてが上手い。 ビールで言えば、一番搾りでお馴染みのKIRINだろう。つい先日、飲料大手メーカーのキリンホールディングスが人権問題を理由にミャンマーから撤退したというニュースを目にした。 ミャンマーといえば、難民問題や軍事政権によるクーデターで情勢が不安という報道をメディアで見かける。どんな国でどんな人たちがいるのか。 今回は、そんな国から来た青年の話をしていく。 YOUは何しに日本へ。外国人技能実習生として来日して、もうすぐ3年を迎えるミャンマー/ヤンゴンか

          技能実習生として日本で生きる

          TATEMAEとHONNE

          ウクライナにロシアが侵攻するかどうか、ウクライナ情勢が緊迫しているというニュースを連日見かける。悲しいことに、いつの時代にも争いはある。 今の暮らしからは考えられないが、100年以上前のこの時期に、日本とロシアは戦争を始めた。 凍らない港が欲しいロシアとその南下政策に危機感をもった日本。その戦地が中国の遼東半島にある旅順である。 旅順から北東40km程離れた都市、大連から6年前に来日した青年は、日本で24歳を迎えた。来日後、日本語学校で2年間、法政大学で4年間を過ごした。

          TATEMAEとHONNE

          様々なカタチのクリスマス

          メリークリスマス。 いや、ハッピーホリデーかな。 街の至る所で、恒例のイルミネーションが点灯されてクリスマスソングが流れていて一気にクリスマスムードを感じる。友人や恋人、一人など、色々な人との過ごし方があるけど、皆さんは、クリスマスを誰と過ごしますか。 今回は、海外のクリスマス体験について書いていこうかな。 家族とクリスマス。 おれがオーストラリアに住んでいた時の話。 クリスマス前日に、友人たち同士でクリスマス当日の予定の話題をしていた。おれは、クリスマスは休めという

          様々なカタチのクリスマス

          英語を話すことに、自信のない人へ。

          一度は、英語を話せたらいいなと思ったことがある人はいるはずだ。 しかし、英語が話せなくても日常生活に困らない現状によって、多くの人が英語を話すことを諦めていく。 ここでは、英語を話せたら自分の世界が広がっていくということを話していきたい。英語の学習法ではなく、VIBESの話をしていく。 前回、ベンガル語を習得した際の記事はこちら。 英語が完璧でなくても、心をオープンにして相手とコミュニケーションしていくうちに心が通じるので心配はいらない。第二言語だと開き直って、人の目を

          英語を話すことに、自信のない人へ。

          人種差別を受けた時の話。

          ここ最近、黒人差別やアジア人差別などの記事やニュースを目にする機会が増えたので、人種や人種差別について書いていきたい。 私が海外を訪れる時、その国々の生活に入り込んで現地人と行動を共にして、文化の違いや考えの違いを楽しむ。国によって文化・宗教・歴史など様々な背景はあるが、私の根底にある考え方は、同じ人間というカテゴリーにいるので、皆兄弟であると思っている。 日本人は、アジア人。当たり前のことを言っているように思うかもしれないが、日本から出たことがない人、東南アジア、ハワイ

          人種差別を受けた時の話。

          目玉焼きに何をかけますか? (LGBT編)

          今回は、世界の国々で体験したLGBTの人達について書いていく。 最後では、自分の受け持っていた子供たちにLGBTQの話をしたことも書いてあるので、是非最後まで読んでいただければ幸いである。 生き方を貫くヒジュラ。 (バングラデシュ)バングラデシュの地方都市で行われている祭りに行った時、 ステージ前方で踊っていると、横からいきなり手が伸びて股間を揉まれた。 現地の友達に話を聞くと、 彼らはヒジュラと呼ばれ、第3の性の人と言う。 ヒジュラの中には、女性服(サリー)を着て化粧

          目玉焼きに何をかけますか? (LGBT編)

          2年ぶりの帰国で思ったこと。

          バングラデシュでの暮らしの記事を書いていて、帰国後に思ったことがあったので書いていきたい。 帰国直後の違和感バングラデシュから 2年ぶりに日本に帰ってきた時のことだ。 スパイスの香りのしない空港に降り立ち、ゴミのないキレイな街並みやクラクションの鳴り響かない道、時間通りの公共機関、どこにでも冷暖房がある快適で便利な日本に帰ってきた。 電気がいつでも使えて、温かいお湯で湯船にも浸かれる。蛇口から出る水はいつでも飲めて、食べ物を食べる度に食中毒の心配することない。夜は1人で

          2年ぶりの帰国で思ったこと。

          今日の飯か、明日の教育か。(教育⑥)

          前回、校内美化の為に靴棚作りを子供たちと行い、教室にゴミを捨てる人が減っていき、校内美化が進んだ。今回は、保護者や地域の人を集めて行った保護者会について書いていく。 モデル校は、地方と首都に2校あり、2週間ずつ交互に学校へ行き、授業を観察しながら先生用のチェックリストを書いてフィードバックをしていた。 私の配属先にくる子供たちは、貧困家庭の子や他の学校をドロップアウトした子などが来る。家庭の金銭問題によって、学校の前後で働いている子、家事手伝い、児童婚などで、学校に来る頻

          今日の飯か、明日の教育か。(教育⑥)

          人を育てる難しさ。(教育⑤)

          前回、モデル校プロジェクトが始まり、日本人学校や現地NGOの見学に行き、早速首都のモデル校で変化が起きた。今回は、その変化をより大きなものにしていく活動をについて書いていく。 歯車に潤滑油を。バングラデシュの多くの学校は、外履きのまま校舎及び教室に入る。例に倣って、私の学校も外履きのまま教室に入るので教室の床は砂埃だらけで汚い。教室内が汚いことに慣れていてゴミ箱もないので、ゴミも教室の床に捨てる。 NGOの学校見学後に、ロトナ校長は自分の学校に何が活かせるのか考え、履物を

          人を育てる難しさ。(教育⑤)

          感じて動くから、感動でしょ。(教育④)

          前回、半年以上悶々としながら続けていた学校巡回から、より根本的な問題解決に向けたモデル校作りが始まったことについて書いた。 今回は、良いものを見てもらおうという事で、日本人学校と他の現地NGOを見学に行った時の事を書いていく。 日本人学校への偵察モデル校プロジェクトも始まり、まずは首都の学校と地方の学校の2カ所をモデル校にすることにした。今までの巡回指導を減らしてモデル校の打ち合わせや資料作りなどの作業に時間を割いていった。 その中で、日本人学校を見学できる機会があった

          感じて動くから、感動でしょ。(教育④)

          道がなくても、走るしかない。(教育編③)

          今回の内容を理解する上でも、前回の記事を一読していただけると、理解がスムーズだと思いますのでご参考にどうぞ。 そして、半年が経った。バングラデシュに来て、半年が経った。依然として、村にある学校を巡回する日々が続いていた。学校や先生、子供の様子が分かってきたが、このまま巡回を続けていくことに疑問を感じていた。 この先も巡回しながら先生や子供たちに指導を続けて、根本的な解決に繋がるのか疑問に思った。教えていた先生が辞めたら、巡回する私(外国人)がいなくなったら、そこで終わって

          道がなくても、走るしかない。(教育編③)

          教育現場=国の現状(教育編②)

          今回は、バングラデシュのNGO団体での活動内容について書いていきます。 前回、バングラデシュの教育の仕組みについて書いたので、一読いただけるとバングラデシュの教育の全体像が掴みやすいのでどうぞ。 医師が始めたNGO団体私の配属先は、BDP(Basic Development Partners)というNGO団体で学校を運営している。「すべての子どもに読み書きを」というコンセプトから始まった。 ある医師が村人に薬を処方しても、ほとんどの村人が読み書きできなかったので薬を処方

          教育現場=国の現状(教育編②)