過去、現在、未来

3年間のAusbildungが終わろうとしている。
明日後1日働いて、木曜日の実技試験に合格すれば、終わり。
Ausbildungのことを書き記しておきたいと思ってそもそもnoteに登録したのだが、ほとんどかけないまま月日が経ってしまった。

始めた当初の私のドイツ語はB2といえどドイツ在住1、2年でまだまだよちよち歩きに毛が生えたようなものだった(今でもまだペラペラとはいえないが、以前よりはるかに自信がついたと言える)。
当時のボスが早口で、理解できなくて、それでも「わからないことはすぐに聞け!」と言われ、いや、ていうかどこがわからないのかすらもわからないんですが…ということや、プライベートで嫌なことがあった日、同僚と英語で話していたら別の同僚に「あのね、ドイツ語で話せばあなたのためになるのよ?」と言われてどこかプツッと線が切れて悔しくて泣いたこともあった。
あぁ、そんな過去も懐かしいって思える日が来たんだな。

忙しかった仕事が終わってから店で同僚たちと飲むワイン
みんなで同じ時間に同じテーブルに座って食べるまかない
主に醤油を多用したアジアテイストな私の作るまかない
キッチンの大きなスピーカーから流れる、一緒に働いている誰かのスマホの音楽
同僚の離婚、結婚、妊娠、出産、別れと出会い

学校で特に友達と呼べる関係はできなかった。つくろうともしなかった。学校は私にとって学ぶところでそれ以外の場所ではなかった。授業のあとに寄る古着屋さん、マーケット。学校がある週は午後は時間がたっぷりあって、週末が休みなのが嬉しかった。
反対に、(コロナ期間を除いては)仕事はとにかく忙しかったがよい人間関係ができたと思っている。頻繁ではないけど、たまにご飯を食べにいったり、クラブにいって踊ったり、酔っ払って仕事のグチ言ったり。年齢が近いというのもあるかな。

4月末に筆記試験を終え、その結果発表が5月末にあった。
オンラインで結果を見るためキーボードを打つ私の手は震えていて、あぁ私すごく緊張しているんだなと思った。夢にもみるくらいだった。合格の文字を見たときは、全てのストレスから解放されたかのように全身の力が抜けていった。

ドイツに住んで5年が経った。来たばかりの頃は想像もしていなかったことができた。すごいことだと思うので自分を褒めてあげたい。すごいよ、私。
でもね、私がここまでやってこれたのも周りの友達や最高の同僚や母やパートナーのサポートのおかげなのです。ありがとう、ありがとう。

来年はどこにいて何をしているんだろうね、私。
またその頃にnoteに書き記すかもしれない。

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