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March Op. 7 〜大人のための「レッスン」の心得〜

こんにちは。Neuer Klassikerです。今年もよろしくお願いします!

今回のnoteは、「レッスン」をテーマにゆるりと書いていきます。もちろん、私がレッスンの内容について語る立場にはないので、生徒として心がけていることなどをシェアしたいなと思います。

なぜレッスンを受けるのか

アマチュアの方の中には独学で楽しまれている方もいらっしゃいますが、私にとってはピアノに取り組む上でレッスンはなくてはならないものです。曲が出来た背景や作曲家が生きた時代などは自分でもある程度勉強しますし、音源を聴くことでイメージを膨らますこともできますが、音楽を体系的かつ専門的に勉強してきたわけではないため、曲の構成や和声を理解し、コンセプトを決め、それにあった音作りをしていくには先生のアドバイスが必須なのです。

さらに、ピアニストとして活動されている先生だからこそ、練習室ではない、ホールでの音の出し方や間の取り方、魅せ方などを教わることが出来ますし、知らない曲を「私に合いそうだから」と紹介してもらえたりすることもあります。本番の緊張との向き合い方をシェアいただいたりするのも貴重だと思っています。

ちなみに、レッスンの大切さを身に染みて感じるようになったのは残念ながら大人になってからで、幼少の頃は遊び呆けてレッスン前日に急いで練習したり、先生からダメ出しされて翌週もう1回見せないといけないのに親に「この曲は終わった」と嘘ついたりしたことも多々ありました・・・トホホ。

レッスンは頻繁に受けたい派

基本的には週1回でメインで師事する先生にレッスンをお願いしつつ、コンクール前や曲作りに行き詰まった時などには別の先生にも見ていただいています。もう少しゆるゆるやっていた頃はメインの先生のみ、月2回隔週でのレッスンだったのですが、練習量が増えるほど、その音楽の方向性に違和感がないかチェックして欲しいので、頻繁に通うようになりました。

自分流レッスン受講のココロエ

レッスンを受けるにあたって現時点で心がけているのは、以下のようなことです。

  • レッスンを受ける曲の“使い道”をシェアする。
    コンクールで弾くのか、はたまた自分の勉強のために取り組むのか、いつ本番を想定しているのかなど、その曲の使い道について常にシェアするようにしています。

  • 復習は当日中に30分でもする。
    レッスンが終わったら、その日のうちに復習をするようにしています。これをするかしないかで体への染み込みが違うので大事にしています。ただしレッスンで脳が疲労しているので、私は時間的には1時間が限界かもです。

  • 毎回前回のアドバイスを自分なりに反映させた上で曲を持っていく。
    当たり前ですが前回受けたアドバイスをできる限り反映させた上で、その方向性が違和感なさそうか確認します。

  • レッスン中は質問しまくる・意見を言いまくる。
    レッスンまでの期間、前回のアドバイスを反映させるべく奮闘する中で疑問や違和感を感じていたところを確認したり、自分がこうしたいというイメージがあればそれをぶつけてディスカッションします。効果的な練習方法もよく尋ねています。

  • どんなアクションにも「なぜそうするのか」を先生と共有する。
    最近先生に言われて意識しているのですが、どんな楽譜上の指示も、どんなピアニストの演奏も、そのアクションをする(例えばスピードを緩めるとか間をあけるとかetc)ための理由が存在します。私は一人でそこまで理解がいかないので、その理由を問うたり、自分なりにそのアクションをしようとした場合はその理由を持って、先生と話します。

  • コンサートなどで先生の演奏を聴く。
    可能な限り先生の演奏を聴く機会を作るようにします。習っている先生がどういう演奏をされるのか知るのは大事ですし、日々のアドバイスも思い出しながら聴くのも勉強になります。

  • 本番直前にはレッスンを入れない。
    これは本当に人によると思うのですが、私は先生のインプットを自分のものにするのに最低3日くらいはかかるので、直前に入れて消化不良で本番に出さないようにしています。本番の5日前くらいに入れるのが理想です。

先生のリサイタル(この日はチェロとのアンサンブルでした)


色々書きましたが、譜読み後しばらくはどうしても「ただ弾くだけ」、もしくは「弾けてもいない」状態になっていて先生に申し訳ないというか、お耳汚しすぎて恥ずかしい気持ちになります(先日のレッスンもまさにそうでした・・・。)もっと勉強を重ねたら、分析などをしっかりした上で自分なりに作り上げた音楽を見てもらうためにレッスンをするのがよいのだろうなとは思いますし、そうなるとまたレッスンの頻度や心得も変わってくるのだと思いますが、それはちょっと(いや、かなり?)先の未来になりそうです。

ちなみに、レッスンは先生との相性やその時の出会いもあるのでなんとも言えないですが、まずは体験レッスン後良いなと思ったら1年くらい続ける方がいいのかなとは思っています。続けてみないとわからないことも多いのではと考えるからです。一方で、レッスンを受けるにあたり、「自分はピアノを通じてこれを実現したいから、そのためにこんな学びを得たい」とイメージを持っていることも大事でしょう。先生と良好なコミュニケーションを取りながら、貴重なレッスンの機会を最大限活かしていきたいですよね。

今年もNeuer Klassikerは、アマチュアピアニストとして日々考えていることなどを徒然とnoteに記載していきます。記事を読んでいいなとお感じになったら、ぜひお気に入り登録をお願いします!


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