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【思考】違いを受け入れると、世界が広がる。



自分は毎年、
12月に入ると一種の寂しさを感じる。
理由はよくわからない。

だけどひとりの友人は「ワクワクする」と言う。

同じ時間を生きているはずなのに
感じ方がまるで違う。


このことに気づくたび、
「人間って、おもしろいなぁ」と思う。


生まれた環境、育った場所、
出会った人々、経験してきたこと。

それぞれが積み重なり「異なる物語」を持つ
存在になっていくんだなぁ、って。


違いはときに衝突を生むけど、
その衝突さえ「相手の世界を知るきっかけ」だと
考えると悪いものではないように思えてくる。

自分と異なる意見を聞いたときに
「それは間違っている」と
すぐに否定するのは簡単。

でもそこでいったん立ち止まってみて
自分の「正しさ」に固執するのをやめて、
「そういうふうに感じる人もいるんだ」と
思うとなんだか心が軽くなる。


相手の目には
どんな景色が映っているのか。
を、想像してみる。



そうすると自分の見えている世界が
少しずつ広がっていくのがわかる。

ニュートラルな心を持つことで
自分自身の視野が豊かになる感覚。

それは小さな驚きとともに
自由を与えてくれるように感じる。



以前の自分は、
周りの目を気にするあまり
自分を隠してしまうことがよくあった。

「これを言ったらどう思われるだろう」
「この考えは変だと思われないだろうか」


そんなふうに悩んで、結局何も言えなくなる。


でもあるとき、気づいた。
自分を偽ってまで得た「周囲との調和」って
なにか意味があるのだろうかと。

それよりも自分の気持ちを正直に
伝えることのほうがずっと大事だとわかった。
たとえ周りと意見が違っても
それは「違い」であって「間違い」ではない。

むしろその違いこそが、人それぞれの、
自分自身の価値なのだと感じるようになった。


世の中は、異なるものであふれてる。 


人は皆、それぞれ違う人間だからこそ
誰かと話すたびに
新しい発見があったりするもの。  

他人の物語を知ると
自分の物語がより鮮やかに見えることがある。
そして、逆もまた然り。

自分の物語を隠さずに表現することで
誰かに何かを伝えることができる。

違うことは、悪じゃない。
むしろ、違うから面白い。


そう思えるようになったとき、
人生が少しだけ軽くなった気がする。


自分が自分であるように、
その人はその人であっていい。

そしてお互いに「そう感じるんだね」と
言い合える関係でいられたら
それだけで十分だし、むしろ幸せだと思う。

違うからこそ、人間は面白い。
そんなことを考える月曜日の朝。



そんな感じ。

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