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猫は人間を殺せるのではないか。




それも、いとも簡単に。

そう感じる出来事があった。





先日、

我が愛猫のキジトラtwinsを

はじめての病院へ連れ出した。


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お外用のお揃いの首輪をつけて。

見えないけど赤色が、かりん。

黄色が、ゆず。

(かりんの表情からもわかりますが

当の本人たちは首輪にもドライブにも

心底うんざりしていた)



この日は、

避妊手術前のワクチンのみ。

知らなかったけど

治療のしやすさの理由で

病院によっては一匹ずつ

洗濯ネットに入れないといけないんだね。


いまいち理解しておらず

とりあえず2匹まとめて

目の細かいネットに入れてったら、

全然意味ないし

なんならネットの目が荒すぎて

猫ちゃん窒息するよ

怒られた。スミマセン。





まずは、ゆずから。


この子はね、簡単に誘拐されるタイプ。

暴れず、鳴かず、嫌がらず。

注射の針が刺さった瞬間に

「きゃっ」と一声。

終了。いい子だ。




続いて、かりん。


ゆずとは対照的。

危険を察知する能力を考えると

長女らしくて頼もしいのだが

なんせ超がつくビビリ。


今まで聞いたことのない

猛獣のような喚き声。


ちゅるりん。とした

か細いキュートな見た目が

棒たわしのように毛羽立つ尻尾。


心なしか体も5倍くらい大きく見える。


怖さからくる怒りで

おしっこまでぶちまける始末。



はじめて目の当たりにする

我が子の凶暴な姿に

悲しみでもなく申し訳なさでもない

名前のわからない感情に襲われながらも

冷静に感じたことがひとつ、ある。





んとね、もしかしたらだけどね、

その大の男3人ががりで

「暴れる前提」の姿勢

「暴れる前提」の緊張感が

この子を野獣化させてるような気が

しないでもないな、と。

(素人がゴメンナサイ、先生たち)



すべてがなんとか無事におわり

ものすごくどっぷりとした精神的疲労感を

抱えて帰宅。


ゆず以外。


かりんは帰宅してからも

しばらく口を聞いてくれなかった。


この日、

我が子の野生的というか

動物的な姿を目の当たりにして

深く感じたことがある。


もしかしたら

この子たちはその気になれば

いつでも飼い主のことなんか

簡単に殺すことができるのかもしれない。


だけど、そうはせず

そばにいてくれてるのかもしれない。

信頼をしてくれてるのかもしれない。


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ありがとう。twinsよ。


避妊手術はバラバラで且つお泊まりだから

ワクチンで大騒ぎする君たちが

飼い主はもう今から心配ですよ。


さぁ、がんばって乗り越えよう。




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