神話や童話からストーリーについて学びたいと思った

こんばんは、トモネコです。

今日は私の住んでいるところは、
昼は暖かかったのですが、
やはり夜はかなり冷えますね。

今日はそんな中、
金曜ロードショーで放送される
「モアナと伝説の海」について調べていました。

南の島に行ったつもりになり、
気分だけでも温まるのでとてもいい感じです。

私はブロガーとしてアニメや映画についての
記事を書いてきており、
ジブリに関連する記事は金ローの放送の度に
アクセスしていただけるので、とてもありがたいんですよね。

できれば、そこから読者さんたちとの交流ができたらいいのですが、
そういうのはSNSやnoteの方が向いているので、
今後はこちらやXなどでも積極的にシェアや発信を行っていきます。

それでは、本編にどうぞ!

ストーリーを学びたいけど...

そもそもの前提として、
私は以前から、ストーリーを学びたいと思っています。

別に作家とか映画監督とかになりたいわけではありません。

ストーリーというのは、
文学とか映画とか漫画などの芸術作品だけでなく、
仕事や生活の上でも使えるものなのです。

ストーリーは様々な場面で活用される

例えば、商品を販売する上では、
製品のつくり手やサービスの提供者が
どのような想いで事業に取り組んできたかを
伝えると、買い手側の心が動かされ購買につながりやすいと言われます。

また、勉強やトレーニングなどをする上でも、
ストーリーの力でセルフイメージを高めることで、
継続や目標達成を実現しやすくすることができるみたいです。

私自身、ストーリーを色々な使い方をしたいと思っています。
例えば、自分がつくった記事などのコンテンツを、
楽しんでもらいたいので、
そのためにストーリーを学びたいです。

ストーリーの型「神話の法則」はハードルが高い

しかし、典型的なストーリーの型とされる「神話の法則」は、
活用するにはハードルが少し高いように感じられます。

神話の法則というのは、ハリウッド映画などで
多用されていると言われるストーリーの型で、
人を惹きつける面白い物語に共通のものだそうです。

その型は、「ヒーローズ・ジャーニー」とも呼ばれ、
主人公が冒険で成長し試練を乗り越えて、
宝(なんらかの報酬)を手に入れる、
というようなものです。

この当たりの説明は、先週、「トップガン」の記事を書いた際にもしました。

ただ、これはある種のサクセスストーリーになっているため、
何かに挑戦する途上にある人にとっては、
どのようにして自分の場合に当てはめたらいいのか、
よくわからないですよね。

SNSのプロフィールなどに、
自分を主人公にしたストーリーを載せるにしても、
役に立つ情報を書いたブログやnoteのコンテンツで、
読者を主人公としたストーリーを描くにしても、
単純なサクセスストーリーを用意するのは難しい気がします。

「モアナと伝説の海」の背景にある神話を調べた

ところで、金ローをきっかけに、
アニメ映画「モアナと伝説の海」について調べたのですが、
その際に、この作品がポリネシア神話に基づいていることを知りました。

もちろん、物語の内容は映画独自のものですが、
「マウイ」というキャラクターが、
神話に出てくる半神半人・マウイをモチーフにしているのです。

神話のマウイは、いわゆる「英雄(ヒーロー)」という感じではありません。

むしろ、「トリックスター」に分類されていて、
様々ないたずらをし、時には他の神を怒らせたりもしています。

そういうあたりが、「神話の法則」の「神話」とは、
何となく違う感じがしたのでした。

それに、そもそも神話とは、「英雄」的な存在をたたえることではなく、
世界の成り立ちを、物語の形で、一応は納得できるように
説明することを目的とするものだったはずです。

そうした、英雄でないキャラクターを主役にした物語で、
単純な「成功」を主軸にしていないもの、
という性質を持った神話を学ぶことで、
ストーリーの活用に関して、
何らかの活路が見えてくるのではないかと思うようになりました。

「アナと雪の女王」の原作とされる童話も読んだ

また、モアナの元ネタとなる神話について学んだのと
並行して、「アナと雪の女王」の原作とされる作品も読みました。

原作とされているのは、アンデルセンの童話「雪の女王」です。

こちらも、「神話の法則」の方にとらわれてしまいそうな状態で読むと、
とても学びがある作品だったように思います。

例えば、「雪の女王」における主人公は、
ゲルダという小さな少女ですので、
少なくとも表面上は、英雄的な感じはしませんね。
また、冒険の過程で成長しているかどうかは、
作品の描写からはよくわかりません。

なので、「ヒーローズ・ジャーニー」とは少し違った印象を受けます。
(型として全く異なるわけでもないとは思いますが。)

また、ヒーローズ・ジャーニーにおいては、
主人公や他の登場人物の内面的な心の葛藤というものは、
少なくとも「型」における各段階において具体的には出てきません。

例えば、現代のストーリーだとよくある
「闇落ち」みたいなものについては、
特に触れられていないようです。

「雪の女王」では、ゲルダの友達の少年カイが、
悪魔がつくった鏡にかけらによって、
本来の心を失ってしまいます。

世界の見え方が変わり、人間らしい感情を失くしてしまうのです。

このように、英雄的な気質や特別な力を持つ
強い者が主人公なわけではなく、
人間の内面についても扱った作品という点で、
童話「雪の女王」は、
ストーリーに関して新しい視点を与えてくれそうな気がしています。

こうした経験から、
今後は、神話や童話など、様々な物語を題材にして、
ストーリーを学んでいきたいと思いました。

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