若者支援をしているカフェ「Green Witch TEA HOUSE」を取材しました!
2022年9月15日にOPENしたばかりの「Green Witch TEA HOUSE」。
千歳烏山駅〜千歳船橋駅のバスに乗って「芦花高校入口」で下車。そこから徒歩3分程度で着きます。
看板を見ると、「カフェ」「レンタルスペース」「若者支援」の3つの事業をしているところみたい。それぞれどんな事業なのでしょうか?
今回はねつせた!メンバーの「にわ」が
カフェの代表である宇津さんに「カフェ」と「レンタルスペース」について
キャリアコンサルタントの坂本さんと、ボランティアの山本さんに「若者支援」について
お話を伺って来ました。
カフェオープンについて
にわ 本日はお時間いただいてありがとうございます。早速なのですが、このカフェは最近オープンしたと伺っています。どのような経緯でオープンしたのでしょうか?
宇津さん 実は夫が宇津商事株式会社🔗という会社を経営していまして、その会社としてこの場所を購入しました。やっぱりある程度信用がないと、事業を始めるのは難しいですからね。
にわ オープンまでに何かこだわりはあったのでしょうか?
宇津さん 若者が入りやすいカフェにすることは心がけています。私はキャリアコンサルタントの資格も持っているので、スクールカウンセラーや大学のキャリアセンターの職員として働いていました。その頃に若者と関わった経験を活かすようにしています。
カフェのこだわり
にわ 私も就活の時にはキャリアセンターにお世話になりました。今日も多くの人がカフェに来ていますが、カフェの中で宇津さんのお気に入りのポイントはありますか?
宇津さん 緑が多いところですね。今はまだ育成途中ですが、グリーンウォールを作りたいと考えています。
にわ 確かに緑は穏やかな色味と言われていますよね!あと、ハーブ農園付きのカフェも珍しいと思いました。
宇津さん ここで取れたハーブをハーブティーにして提供しています。
にわ 「今月のハーブティー」をいただいてもいいですか?
宇津さん これは「レモングラス」「ローズマリー」「ハイビスカス」が入っています。5月という鬱陶しい季節におすすめです。
にわ さっぱりしていて美味しいです。ハーブがそのまま入っているのも、とてもおしゃれ!
やりがいについて
にわ 宇津さんがこのカフェで働いていて、楽しいと思う瞬間はありますか?
宇津さん ここでは「カフェ」「レンタルスペース」「若者支援」という3つの事業をしているので、その全てが円滑に進んでいる時ですかね。
レンタルスペースについて
にわ 次にレンタル事業についても伺いたいです! 今日もアクセサリーのワークショップを開催していると聞きました。
宇津さん 2階のレンタルスペースでは主にワークショップを開催しています。アクセサリーやアロマなどが多いですね。ここで初めてワークショップを開くという人も多いです。
にわ デビューの場になっているのですね!
宇津さん 住宅街にあるからこそ、「家の近くで子育てしながら、自分の活動を地域に根付かせていていきたい」と考えて下さる人も多いように思います。
実は今、鍵盤ハーモニカの個人レッスンをしたいと話して下さっている方もいます。
レンタルボックスについて
にわ そうなんですね。1階のカフェの隣にはレンタルボックスもありますよね?
宇津さん ここではアクセサリーの販売をしています。ワークショップの先生方が活用されています。
にわ これからもっといろんな種類のワークショップが開かれそうですね。リモートワークの場所として使う方も多いですか?
宇津さん そうですね。ぜひ、ここを開けてみてください!
にわ わぁ、落ち着けそうな空間…! 作業がはかどりそうですね。
シャワー室を作った理由
宇津さん そして、また別の部屋にはシャワー室もありますよ。
にわ こんなところに! すごいですね。
宇津さん やっぱり若者だとガス水道代の支払いが厳しかったり…
中学生までは義務教育があるけれど、それが終わると急にサポートが薄くなるように思います。
そういう需要もあると思って、設計の段階からシャワー室を作ることは決めていました。
たわいもないことを聞ける大人に出会ってほしい
にわ 本当にいろんな取り組みがあるのですね。どんな人に来て欲しいなどありますか?
宇津さん 地域の人に来てほしいです。「振袖ってどこで借りたらいいの?」「スーツってどんなのがいいの?」など本当にたわいもないことを聞ける大人ってあまりいないと思います。一度社会とのつながりが切れてしまっても、ここには話しを聴くプロがいるので、ぜひ足を運んでみて欲しいです。
若者支援について
にわ ありがとうございます。次に「若者支援」の事業について教えてください。今日もイベントを開催するんですよね?
坂本さん 今日は餃子のイベントがあります。これから参加者の若者と一緒に100個作ります。
山本さん 前回はカタンというボードゲームをしました。こんな感じですごい盛り上がりました!
自然と仲間意識が芽生えて協力したり、逆に巧みな交渉術を使ったり、参加者の若者も楽しんでくれました。
宇津さん ボードゲームもウミガメのスープや人狼など心理的で対話型のものを選ぶようにしています。
にわ 料理やボードゲームがあると自然と会話が生まれますよね。
坂本さん 今後はアニメをみんなで観て、感想を伝え合う会を設けられたらな、と考えています。
親の会について
山本さん あとは、月に1回「親の会」を開いています。不登校や引きこもりの中学卒業以降から30代ぐらいまでのお子さんを抱える親が集まって話しをする会です。ここで話したことは外に持ち出さないことを約束に、悩み事や近況などを話し合っています。
にわ なぜ親御さんに注目されたんでしょうか?
坂本さん その後にお子さんを連れてここへ来て下さることがあるからです。やはり当事者がいきなり来るのは難しいと感じます。
にわ ここへ来たら誰かとつながれると分かるだけでも安心感がありそうですね。
宇津さん またこの部屋の壁紙にもこだわっていて、「ヤマアラシのジレンマ」って知っていますか?
にわ 聞いたことがあるような…
宇津さん 人間同士が互いに仲良くなろうと心の距離を近づけるほど、互いに傷付けあって一定距離以上は近付けない心理のことです。ちょうど思春期の若者の心理状態に似ていると思いました。
ただヤマアラシの壁紙がなかったので、ハリネズミにしました。
にわ 空間の細部にもこだわっているのですね!
宇津さん また、ここは畳の椅子にしています。疲れやすい若者もいますから、いつでも寝っ転がれるようにしています。
にわ すごく素敵な空間ですね。最後に宇津さん、若者にメッセージをお願いします。
宇津さん 今の世の中は若者にとって厳しいと感じます。同調圧力があったり、効率的に動くことが求められたりと、要望の多い社会でしょう。
そこに息苦しさを感じると、のびのび意見を言ってゆっくり休むことができません。
そんな時は、気にせずになんでも相談できる大人とつながってみてください。
人とのつながりが薄い時代ですが、ここには話を聴くプロがいますよ。
にわ 本日は素敵なお話をありがとうございました。また遊びに来させてください!
Green Witch TEA HOUSE Instagram
特定非営利活動法人Green Witch Instagram
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