コピーライター
コピーライターは誰でもなれる。
コピーライターは誰でもなれない。
どっちやねん。
どっちも正解。
コピーライターに資格はない。何かの賞を受賞しないとなれないものでもない。当然、広告代理店に就職しないとなれないものでもない。名刺にコピーライターと書けばその瞬間からコピーライター。
コピーライターですと名乗った時、よく言われる。「糸井重里と同じだ」。同じなはずない。教科書に載るレベルの偉人だ。でも、普通の人は大抵そう思う。そう思われる。とてつもない期待をされる。魔法のような言葉を生み出すと思われる。普通の人が思うコピーライターには誰でもがなれるわけじゃない。期待をされてその期待を超えれた人が、「やっぱりコピーライターさんだ」と認められる。
コピーライターは誰でもなれるし誰でもがなれない。
でも、なりたいならなれる。恥をかいて失望されて考えた案をゴミのように突き返されても。それでも僕はコピーライター。
言葉を磨き、視点を増やし、知識を深めて、最近ようやくその大き過ぎる期待を超えられるようになった。会う人すべてに期待されるのは少し怖い。だけど嬉しい。期待を超えた時のお客さんの喜びと驚きの笑顔が見られるから。
スタートラインに立った。
ここから走り出す。
僕はコピーライター。
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