BBTクローン再生計画(28)本当にあった「海水浴」の怖い話
まだまだ暑い日が続くので、今日は「夏の日の本当にあった怖い話」をいたしましょう。
あれは中二の夏休みのことでした。
唐突に私は、海で泳ぎたくなったのです。
家のそばには海水浴場がなかったので、私は自転車に乗って、「天女の羽衣」の伝説で有名な三保の松原まで行くことにしたんです。
炎天下の中ペダルを漕いで、やがて海岸に着きました。
テンションの上がっていた私は着くなり海に飛び込み、思う存分泳ぎまくりました。
体力を使い果たすまで、14歳の私は泳いで泳いで泳ぎまくったのでした。
楽しみに楽しみまくって「さて、そろそろ帰るか」となった時、私は初めて気が付いたのです。
「・・・あ。家まで自転車を漕ぐための体力を残しておかなかった・・・」
帰りはマジで地獄でしたね。
泳ぎ疲れて棒のようになった脚をどれだけ動かしても家にはなかなか近づかず、やがて日は暮れてくる。
私の脳内では「行きは良い良い 帰りは怖い」というフレーズがエンドレスで流れていたのでした。
この文を書くために、自宅から三保の松原までの距離を調べたら、なんと「16km」もありました。
そりゃ簡単には着かないわけだよね~。
嗚呼、自分の「迂闊さ」がホントに怖い。
画題「物事はペース配分が大事です」
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